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[Hard and Heavy] I'm a Lonesome Boy・・
[Hard and Heavy] の記事一覧

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Animals with Human IntelligenceAnimals with Human Intelligence
Enuff Z'Nuff

Spitfire 1993-03-09
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93年、3rd。更に分かり易くなったブリティッシュ・ロック寄りのメロディは、前作同様の完成度を誇るものの、珍しく雄叫びをあげるヴォーカル、そして今更ながらメタリックなギターリフに思わず苦笑いしてしまうが、ハードな演奏にポップなメロディ、という彼ら本来の姿を取り戻すかのように、より一層へヴィーに、そしてアグレッシブに邁進する彼らが拝める本作。厳選されたメロディを抽出したエモーショナルなパワー系バラードには素直に反応してしまうし、飽きさせることなく聴かせる術に長けてはいると思うが、一歩間違えば歌謡ロック的なやたらめったら明るいトーンの曲と、セルフプロデュースの曲もランダムに混じっているためか、テンションの上がり下がりを強要されているような構成には不満が残る。前作のダークサイド支持者としては、同様の評価はできないかな・・。

01. Superstitious
02. Black Rain
03. Right by Your Side
04. These Daze
05. Master of Pain
06. Innocence
07. Takin' a Ride
08. Love Train
09. One Step Closer to You
10. Bring It on Home
11. Mary Ann Lost Her Baby
12. Rock N World
13. Fingertips

2008.08.26 
StrengthStrength
Enuff Z'Nuff

Wounded Bird 2005-07-12
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91年、名盤の呼び声高い2nd。オープニングこそ明るくキャッチーだが、ヘビーグルーブに傾れ込み、その後ぐんぐんと加速、デュラン・デュラン?そう錯覚してしまいそうな「In Crowd」、ビートルズライクな「Holly Wood Ya」、チープ・トリック「Mighty Wings」を意識したに違いない「World Is a Gutter」。他のアメリカンバンドにはない陰りを含むハードポップなメロディが、よりダイレクトに伝わってくるプロダクションの見事さと、バンドの軸を一層強固なものにするメロディアス・ギターと秀逸なコーラスワーク。そぉ〜はお目にかかれない充実の一枚!是非!

01. Heaven or Hell
02. Missing You
03. Strength
04. In Crowd
05. Holly Wood Ya
06. World Is a Gutter
07. Goodbye
08. Long Way to Go
09. Mother's Eyes
10. Baby Loves You
11. Blue Island
12. Way Home/Coming Home
13. Something for Free
14. Time to Let You Go

2008.08.22 
Enuff Z'nuffEnuff Z'nuff
Enuff Z'Nuff

BCD Music Group 2008-03-25
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89年、シカゴ出身、ビートルズ、チープ・トリック直系HR/HMバンドの1st。80年代の産物とも言えるド派手な風貌とは裏腹な、颯爽と放たれたキラーチューンの数々はちょっと他では味わえないクオリティを誇っており、ブライアン・アダムスよろしく、デビュー作ならではの初々しさが残るハスキーボイスは、吐き出しそうになるほど甘ったるいテイストながらも、これでもかって位に耳に残るメロディを生み出すチップ(ズナフ)とドニー(ヴィ)のセンスは当然ながら並じゃない。ジョン・レノンほど響かず、リック・ニールセンほど奇異じゃない。ただひたすらいい曲を書き、それを聴かせる為のバンドであり、所謂"ロケンロ〜的"なことを意識していないあたりがGoodなのかも。是非。


01. New Thing
02. She Wants More
03. Fly High Michelle
04. Hot Little Summer Girl
05. In the Groove
06. Little Indian Angel
07. For Now
08. Kiss the Clown
09. I Could Never Be Without You
10. Finger on the Trigger

2008.08.11 
Hollywood VampiresHollywood Vampires
L.A. Guns

Universal Japan 1991-06-25
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ようやくと言うべきか、バンドとしてのアイデンティティーを確立した1991年、3rd。良くも悪くもトレイシー・ガンズの強烈なエゴが生み出した前2作との違いは明らかで、その歪みを抑えたギターワークからも、少なからず彼の人間的成長は垣間見え、見事なソングライティングを披露したキャッチーなT2,3,6,7、(歌唱力云々抜きにして)エモーショナルなバラード「Crystal Eyes」等、楽曲重視のサウンドは好感が持てるもの。まあ、小粒と言えば小粒だが、もう20年近く愛聴している「My Koo Ka Choo」は今もって興奮の冷めない名曲だし、本作こそ最高傑作であることに疑いはない。

01. Over the Edge
02. Some Lie 4 Love
03. Kiss My Love Goodbye
04. Here It Comes
05. Crystal Eyes
06. Wild Obsession
07. Dirty Luv
08. My Koo Ka Choo
09. It's Over Now
10. Snake Eyes Boogie
11. I Found You
12. Big House

2008.08.05 
Cocked & LoadedCocked & Loaded
L.A. Guns

Polygram 1989-08-04
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1989年、2nd。オープニング「Letting Go」〜「Slip In The Face」の流れの良さも然ることながら、まんまモトリー・クルーじゃん?そう思えるほど重厚になったバンドサウンドが生み出したミディアムテンポのハードR&Rは、意外にも名曲レベルが目白押し。フィリップ・ルイスの、気合の空回りが醸し出す空気は賛否両論あるとして、当時、メタルバンドがこぞって勝負を掛けた甘めのバラードT7もそこそこヒット。T8のトレイシーならではのギター等、上手く機能したツインギター、T5に見られるキャッチーなメロディは、次回作で花開くこととなる。1stに負けず劣らずのダサいジャケに反して中身は良好。

01. Letting Go
02. Slap in the Face
03. Rip and Tear
04. Sleazy Come Easy Go
05. Never Enough
06. Malaria
07. Ballad of Jayne
08. Magdalaine
09. Give a Little
10. I'm Addicted
11. 17 Crash [Version]
12. Showdown (Riot on Sunset)
13. Wheels of Fire
14. I Wanna Be Your Man

2008.07.30 
L.A. GunsL.A. Guns
L.A. Guns

Universal Special Products 2001-09-18
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ガンズ&ローゼスから派生したハードロックバンド、88年デビュー作。スラッシュ加入により居場所を失った(?)トレイシー・ガンズ(g)、ファスター・プッシーキャットを首になったケリー・ニケルス(b)、そのケリー加入によりサイドギターになったミック・クリップス(g)、元WASPのスティーヴ・ライリー(ds)。L.A.シーンの精鋭と言うよりは、残り物が一致団結したかのようなバンドであるにも関わらず、L.A.メタルの雄などともてはやされた。しかしながら、モトリー・クルーのコピーバンド、と言っても過言ではないその音楽性は"野暮ったい"の一言で、元Girl、フィリップ・ルイス(vo)のルックスの良さもそれを打ち消すに至っておらず、当然、アクセル+スラッシュで起ったようなケミストリーも皆無。この時点ではいいところを探すのが大変だが(汗)、それでも、勢い任せな演奏が当時のL.A.の刺激的な雰囲気ってものを十分に伝えており、このバンドといい、BODといい、トレイシーってツイてるのかツイてないのか分からない奴なのだ。

01. No Mercy
02. Sex Action
03. One More Reason
04. Electric Gypsy
05. Nothing to Lose
06. Bitch Is Back
07. Cry No More
08. One Way Ticket
09. Hollywood Tease
10. Shoot for Thrills
11. Down in the City

2008.07.19 
Runaway BridesRunaway Brides
Brides of Destruction

Shrapnel 2005-09-27
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05年、モトリー復活に伴い、確固たる支柱を失った彼らが放った2枚目。冒頭の不気味なピアノの旋律、「Lords of the Mind」のハードエッジなギター、キャッチーなサビの「This Time Around」。これぞBOD!と思わせるのも束の間、ニッキー不在が齎す影響は早くもT6から訪れる。端的に、曲が悪いと言えばそれまでだが、ただ空回りしてるのか、やっつけ仕事なのかの区別もつかず、ニッキーとトレイシー、その"格の違い"がモロに出てしまったような後味の悪さは、残されたメンバーの屈辱感(?)からだろうか。ワイルドハーツのジンジャーも参加したT8、T12も不発。それでもという方には、中古輸入版をお薦めする。

01. Aunt Biente
02. Lords of the Mind
03. Deadman’s Ruin,
04. Criminal
05. This Time Around
06. White Trash
07. Brothers
08. Never Say Never
09. Blown Away
10. Porcelain Queen,
11. White Horse
12. Tunnel Of Love
13. Dimes In Heaven

2008.07.15 
Here Come the BridesHere Come the Brides
Brides of Destruction

Sanctuary 2004-03-09
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04年、ニッキー・シックス、トレイシー・ガンズが中心となり結成されたHR/HMバンド。あのテイミー・ダウンが歌うかも?なんて噂もあったそうだが、本家にはないロケンローぶりを発揮し、悪そ〜な4人が集まりました、というありがちなテイストながらも、その期待を裏切っていないのは流石。パンキッシュなハードR&Rに、へヴィーメタルのゴリゴリとした質感、そして、弾けまくるギターあたりからも、VRに似ている、と言えばそれまでだが、T6〜のキャッチーでモダンなロックは痛快この上なく、そのソングライティングセンスはお見事!という他ない。

1. Shut the Fuck Up
2. I Don't Care
3. I Got a Gun
4. 2 Times Dead
5. Brace Yourself
6. Natural Born Killers
7. Life
8. Revolution
9. Only Get So Far

2008.07.12 
Leather Boyz with Electric ToyzLeather Boyz with Electric Toyz
Pretty Boy Floyd

Mca 1989-10-05
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1989年、モトリー・クルーそっくりさんバンドの1st。金髪一人に、黒髪3人という容姿からしてそうだが、ライブでしか演奏していなかったモトリーの初期作品(T5)を大胆にもカバー、そして、ヴォーカル、スティーヴ・サマーズのヴィンス・ニール瓜二つの歌い回しなど、これでもかって位に敬愛しているのが伝わってくるのはいいとして、メタリックなギターによって奏でられたハードなロックン・ロールは、リスナー無視!とまでは言わないが、演ってる本人達の楽しそ〜なことと言ったらない(笑)。グラマラスってよりは、ケバく、チープってよりは、安易?って話もあるが、その潔さと、"The 80's"ってノリはどこか憎めず、L.A.メタルファンには、たまらない一枚!?

01. Leather Boyz With Electric Toyz
02. Rock & Roll
03. Wild Angels
04. 48 Hours
05. Toast Of The Town
06. Rock And Roll Outlaws
07. Only The Young
08. The Last Kiss
09. Your Mama Won't Know
10. I Wanna Be With You

2008.05.01 
モトリー・クルーモトリー・クルー
モトリー・クルー

イーストウエスト・ジャパン 1997-02-25
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1994年、ヴィンス・ニール解雇、後任に元SCREAMのジョン・コラビを迎えての、新生モトリー・クルー通算6枚目。バンドの顔が、金髪から黒髪へと変わったイメージのままに、男気たっぷりのへヴィー・ロックを、グランジーなサウンドで仕上げており、今までにないシリアスな題材を取り扱うなど、コラビのパワフルで質の高い歌声を最大限に生かした音楽性は、無論、それまでを一掃するものだ。誰も彼も、仏頂面してロックをしていた当時を考えても、80年代的な分かり易さを持ったモトリーの節を上手く織り交ぜながらも、ダークでドロドロとした雰囲気は、好感の持てるものであり、コラビの実力は誰もが認めるところだろう。この路線で行って欲しかったが、その後、ヴィンスが復帰。まあ、看板が大きすぎる故、それも致し方ないか。

01. Power To The Music
02. Uncle Jack
03. Hooligan's Holiday
04. Misunderstood
05. Loveshine
06. Poison Apples
07. Hammered
08. 'Til Death Do Us Part
09. Welcome To The Numb
10. Smoke The Sky
11. Droppin Like Flies
12. Driftaway
13. Hypnotized
14. Baby Kills
15. Living In The Know

2008.04.28 
ドクター・フィールグッドドクター・フィールグッド
モトリー・クルー

ポリドール 1999-06-30
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1989年、遂にチャートの頂点に登り詰めた5th。ガンズ&ローゼス登場というシーンへの起爆剤は確かに影響しているだろうし、その風情は、如何わしいチンピラから、堂に入ったヤクザの世界、へと変貌を遂げており、気合いも格も違うゼ、と言わんばかりの底力を見せつけ、いよいよ本格的なアメリカン・ハードロック・バンドとしての全貌をあらわにしている。元々いい曲は書けるバンドであったが、そのポテンシャルの高さから生まれた、全曲名曲レベルの楽曲は言うことなしで、核となるミックのギターセンスの良さには、正直、驚きを隠せなかったほど。これが20年も前の音とは、ボブ・ロック様様?まったくもって並みじゃない、HR/HM界に燦然と輝く金字塔!

01. T. N. T. (Terror 'N Tinseltown)
02. Dr. Feelgood
03. Slice of Your Pie
04. Rattlesnake Shake
05. Kickstart My Heart
06. Without You
07. Same Ol' Situation (S.O.S.)
08. Sticky Sweet
09. She Goes Down
10. Don't Go Away Mad (Just Go Away)
11. Time for Change

2008.04.27 
Girls, Girls, GirlsGirls, Girls, Girls
Motley Crue

Um3 2003-06-02
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1987年、4th。ヴィンスの不祥事からヒントを得たであろう、「監獄ロック」のカバーという悪趣味なセンスにはガッカリさせられるが、前作でヒットした、「Smokin' In The Boys Room」、「Home Sweet Home」といったシングルで示したものをつきつめた事で、ヘビーさを誇示しながらも、エンターテイメント性を増したノリの良いロックが並べられており、いわゆる速弾きをしない(できない)ギタリスト、ミック・マーズの存在が、よりロックン・ロール指数の高い音楽性を生み出している。このギターがあったことで、L.A.メタルというムーブメントに留まることのない、新たな資質を感じさせたことは大きかったとは思うが、この時点でも、パーティー・ロックの域を出ているとは思えないのは、あの新人モンスターバンドが影響している気がしないでもない。それにしてもヴィンス、気合い入り過ぎじゃない?

01. Wild Side
02. Girls, Girls, Girls
03. Dancing On Glass
04. Bad Boy Boogie
05. Nona
06. Five Years Dead
07. All In The Name Of...
08. Sumthin' For Nuthin'
09. You're All I Need
10. Jailhouse Rock

2008.04.26 
Theatre of PainTheatre of Pain
Motley Crue

Um3 2003-06-02
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Rattと並び、L.A.メタルを牽引してきたモトリー・クルー、1985年、3rd。どうもこのチンピラ加減というものを理解できず、1st、2ndの趣味の悪〜いジャケはその最たるものだった気も(汗)。キッス、エアロスミスといった面々が作り上げた、アメリカン・ハード・ロックン・ロールを意識した風貌や音作りながらも、この時期はまだ、安い酒か、悪酔いする薬みたいなものにしか思えなかった。ただ、このバンドを意識してしまうのは、ニッキー・シックスというミュージシャンがいたからで、彼次第でどうにでもなりそうな音楽性、というのは一つの魅力であったか。そして、フロントマンよりベースが目立ち、ドラマーがピアノを弾くという、夢のような事態をも巻き起こすことになった功績(?)は当然大きく、その後があるから評価できる、という作品かも。

01. City Boy Blues
02. Smokin' In The Boys Room
03. Louder Than Hell
04. Keep Your Eye On The Money
05. Home Sweet Home
06. Tonight (We Need A Lover)
07. Use It Or Lose It
08. Save Our Souls
09. Raise Your Hands To Rock
10. Fight For Your Rights

2008.04.25 
Dancin' UndercoverDancin' Undercover
Ratt

Atlantic 1987-06-15
売り上げランキング : 68304

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1986年、3rd。当時、「夜のヒットスタジオ」に出演し、しきりにキース・リチャーズ風のアクションをしていたウォーレン。このRatt'n' Rollなるものが、単にラットのロックン・ロールとするなら、本作はそう呼ぶに相応しい内容で、ミディアムテンポをただ繰り返すだけではないバリエーションの豊かさに加え、曲間を短くしたことで生まれた疾走感は痛快の一言。T1、3、5といった必殺のリフを持ち合わせたシングルの、出来の良さは勿論、T6で見せた、やたらポップなサビは一つの完成形であった。ただ、キャッチーな側面が軽薄ともとれ、若干ながら鼻につくものの、ムーブメントを牽引してきたその勢いが生み出した傑作であり、その後の失速は残念であった。

01. Dance
02. One Good Lover
03. Drive Me Crazy
04. Slip of the Lip
05. Body Talk
06. Looking for Love
07. 7th Avenue
08. It Doesn't Matter
09. Take a Chance
10. Enough Is Enou

2008.04.24 
Invasion of Your PrivacyInvasion of Your Privacy
Ratt

Atlantic 1987-06-15
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1985年、2nd。スティーブンの音域の狭さは、早くもマンネリを誘い、「ライブで歌えんのか?」と、要らぬ心配をするほどのエコー音であるが、この一本調子故の"Ratt'n' Roll"なる音楽性であるし、ロビン、ウォーレンのツインが織りなす、シンプルなリフと、派手なギターソロが、鳥肌もので拝むことのできる充実の楽曲陣は、1stを凌ぐ完成度を誇っている。どうしてもギター寄りに耳が傾いてしまうのは否定できないが、音の良さと、これといった大きな目玉のないことが幸いし、纏まりのある作品を作り上げていると言え、シングルカットされたT3は、イントロ必聴!PV必見!?あの小さな女の子・・マジ可愛かったんだよね(笑)。

01. You're in Love
02. Never Use Love
03. Lay It Down
04. Give It All
05. Closer to My Heart
06. Between the Eyes
07. What You Give Is What You Get
08. Got Me on the Line
09. You Should Know by Now
10. Dangerous But Worth the Risk

2008.04.21 
Out of the CellarOut of the Cellar
Ratt

Atlantic 1987-06-15
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1984年、メジャーデビュー作。80年代に捲き起ったL.A.メタルの何ぞや?を知りたいならこの作品ということになる。親交のあった、モトリー・クルーとの強力2トップは、ケバケバしいメイクやファッションを大々的に取り入れたことで、それまでの、むさ苦しいイメージさえあったへヴィー・メタルという鋼鉄のロックを大きく様変わりさせた功績は言うまでもなく、スティーブン・パーシーの、他では味わえないヴォーカルとツイン・ギター。特に、ニュー・ギター・ヒーロー、ウォーレン・デ・マルティーニの"細い脚"に釣られてギターを手にしたキッズは多かったはず。一世を風靡したのはもう20年も前になるが、すでに燃えたぎるものを感じないのは、中身は至って真面目なロックである為か?T3は誰もが認める名曲。

01. Wanted Man
02. You're in Trouble
03. Round and Round
04. In Your Direction
05. She Wants Money
06. Lack of Communication
07. Back for More
08. Morning After
09. I'm Insane
10. Scene of the Crime

2008.04.17 
Groovus MaximusGroovus Maximus
Electric Boys

Sound Pollution 2005-11-14
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92年、2nd。前作の色彩豊かな装いや、"ファンクをメタル"ことで生まれていた跳ねるグルーブが影を潜めているものの、より正統派ハードロック・バンドとして、これといった武器を持たぬままに、真っ向勝負を挑む姿は、何よりも好感が持てるし、タイトな演奏力はもとより、その質が損なわれているわけではない。現在、ハノイ・ロックスの一員として輝きを放っていることでも分かる通り、コニー・ブルームの類まれなギター・センスを疑う余地はなく、ディストーションギターと、"いかにも"という声質のみで楽しめるバンドであるので、聴いて損はないはず。このバンドを通過したものの共通意識、もっと評価されてもいいのでは?との思いは本作もまた然りだろう。

01. Groovus Maximus
02. Knee Deep in You
03. Mary in the Mystery World
04. Fire in the House
05. Sky Is Crying
06. Bed of Roses
07. She's into Something Heavy
08. Dying to Be Loved
09. Bad Motherfunker
10. When Love Explodes
11. Tombourine
12. Tear It Up
13. March of the Spirits

2008.04.02 
Tattooed Beat MessiahTattooed Beat Messiah
Zodiac Mindwarp

Mercury
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86年、イギリスから突如出現したHR/HMバンドのデビュー作。"ゾディアック・マインドワープ"率いる謎のカルト集団、という設定(?)なのか、ただの色物なのか、似たようなのが日本にもいた気も(キッスみたいなの)。ハチャメチャなPVが笑いを誘った「Prime Mover」のヒットにより注目を集めたのも束の間、その後は泣かず飛ばずで一発屋の異名をとったことでも有名か。「Born To Be Wild」のカバーに集約されるタフ&ワイルド、そして、ダイナミックな演奏とシンプルな楽曲は、メタリックなギターにのせた、キャッチーなメロディを醍醐味としており、当時のバッド・ボーイズ・ロックの流れに上手くのった感はある。アリス・クーパーの影響も垣間見えるが、グラムと呼ぶにはルックス悪しなので、下手に映像など見ない方がいいかも。

01. Wolfchild Speech
02. Prime Mover
03. Skull Spark Joker
04. Backseat Education
05. Speech
06. Bad Girl City
07. Untamed Stare
08. Tatooed Beat Messiah
09. Speech
10. Let's Break The Law
11. Spasm Gang
12. Driving on Holy Gasoline
13. Planet Girl
14. Kid's Stuff
15. Messianic Reprise

2008.04.01 
バッド・スニーカーズ・&ア・ピナ・コラーダバッド・スニーカーズ・&ア・ピナ・コラーダ
ハードコア・スーパースター マーティン・サンドビック シルバー・シルバー

ビクターエンタテインメント 2000-04-21
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2000年、スウェーデン産、ハードロックバンドのデビュー作。

"3分間のロックンロールに、あっと驚くようなヒネリはない。じっくり聴き込むタイプの音楽、考える為の音楽でもない。そのルックスからも、男が惚れる骨太ロック。共に歌いたいのなら、ワイルドハーツで事は足りる。しかし、楽曲よりもスタイルやアティチュード。それらに大きな価値を見出すバンドとしては、もってこいのバンドだ。"

これは、バックヤード・ベイビーズについて筆者がレビューしたものだが、全く同じことを彼らにも言いたい。同じ北欧の爆走系R&R。キャッチーで、パンキッシュで・・正直、違いが良く分からない為もある(オヤジ化の為)。
おそらく大きく変わることはない。本人達が認めている、80年代L.A.メタルに通じるサウンドに目新しさがあるわけではなく、ワイルド&タフネスはニッキー・シックスの売りだったわけで、おまけにハノイ・ロックスの「Don't You Ever〜」までカバーするとは・・。
だが、同時にこれが"現代ロックン・ロール"のあるべき姿、との思いも強く抱かせてくれる。vo.ヨッケ(ニッケとヨッケかよ!)の憂いのある声は、「Liberation」のような、哀愁漂う優れた楽曲を生み出すことを可能としており、摩擦によって起こりうる彼らのロックに、センチメンタリズムというファクターを大きく覗かせてくれるのだ。

01. Hello, Goodbye
02. You Will Never Know
03. Liberation
04. Have You Been Around
05. Punk Rock Song
06. Beat You Down
07. Rock 'N' Roll Star
08. Someone Special
09. Slide Song
10. Hey Now!!
11. Strapped
12. Bubblecum Ride
13. So Deep Inside
14. Don't Ever Leave Me : Hanoi Rocks cover

2007.09.25 
Circus DiabloCircus Diablo
Circus Diablo

Koch 2007-07-03
売り上げランキング : 75271

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vo.ビリー・モリソン(Camp Freddie)、g.ビリー・ダフィー(The Cult)、g.リッキー・ヴォリック(ex.The Almighty)、ブレット・スカリオンズ(ex.Fuel)というUK出身のバンド仲間が集まり、今ならこの手のバンドにはたまらない魅力のドラマー、マット・ソーラム(Velvet Revolver、本作のみ)が参加したハードロックバンドの2007年、デビュー作。
バンド名やジャケットのセンスの良さは、既に主だった活躍をしてきた面子ならでは。サウンドや曲調、ギターやリズム(当然か)からも、明らかなVelvet Revolver化現象を感じさせ、イメージ通りのグラマラスなハード・ロックン・ロールは、若干ヴォーカルが弱いことが効を奏しており、チープな香りと適度なやさぐれ感を醸し出しているのが良い。楽曲にモダンな装いがあり、一層VR風になってしまっているが、疾走するバンドサウンドにより上手く纏められ一本調子にはなっていないものの、"悪魔のサーカス"とは少々カッコ良過ぎか。悪く言えば、"華のないVR"。まあ、難しく考える音楽ではない。かっこよけりゃ・・無問題!(だよね?)

01. Loaded
02. So Fine
03. Restless
04. Shine
05. Mad Parade
06. Red Sun Rising
07. Commercial Break
08. Hello, Goodbye
09. Ants Invasion
10. Rollercoaster
11. Dignified

2007.09.24 
リベルタドリベルタド
ヴェルヴェット・リヴォルヴァー

BMG JAPAN 2007-06-27
売り上げランキング : 889

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いやはや、何とも軽いフットワークではないか。後に残る爽快感。
"キャラの立つ"、兵五人衆のエネルギーが疾走する、ヴェルヴェット・リヴォルバー第二弾。

ドロドロ、もしくはゴリゴリのハードロックを想定していたからか、いい意味で裏切られた。スラッシュの歪み加減、マットの跳ね具合が絶妙なバンドサウンド、じっくり作り込まれたと思われるバラエティーに富んだ楽曲、ツアーなどで培われた5人の一体感とバランス感覚。どこを切っても彼らの流儀を感じさせ、逆行することなどない、これが今を生きるVR流ロックン・ロールなのだと実感した。

この面子である奇跡はある。後は曲だ。これだ!という絶対的な曲が欲しい。ガンズ+STPとは大きな遺産なのだ。それが故、彼らの"ロールし続ける"という命題は残っており、これも一つの通過点に過ぎないと感じさせてくれたことは大きい。VRの真価はまだ問われていない。存在だけでなく偉大な作品を残して欲しいと願っている。

01. Let It Roll
02. She Mine
03. Get out the Door
04. She Builds Quick Machines
05. Last Fight
06. Pills, Demons & Etc.
07. American Man
08. Mary Mary
09. Just Sixteen
10. Can't Get It out of My Head
11. For a Brother
12. Spay
13. Gravedancer
14. Gas & A Dollar Laugh

2007.07.22 
B00000762KThe Best of Wildhearts
The Wildhearts

Eastwest Japan 1997-02-25
売り上げランキング : 24,147

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90年代のメロディメーカーと言えば、カート・コバーンかジンジャーであろうか。憂いなどない彼等は、一貫したゴリゴリのハードサウンドと、ポップでキャッチーなメロディで、正に聴くものを楽しませてくれる存在だ。彼等の楽曲の特徴は、"長い、複雑、重い、そしてうるさい"。そんなHM的な要素を感じさせないだけの際立つメロディは、天才という他ないが、その天才の気質が、様々な問題を引き起こしてはいたが、彼さえいれば成り立つワンマンバンドであり、音楽性に支障があったとは思えない。

主だったコンセプトなど見当たらず、アルバムごとの印象はさほど変わらない。曲ありきのバンドであり、彼等ほどベスト盤が似合うR&Rバンドも居ないだろう。お薦めは、B面コンピレーションであるDisc2。「Do Anything」、「Mindslide」、「Beautiful Thing You」と、のっけからこれがB面?と思える完成度の高い作品が並ぶ。「Two-Way Idiot Mirror」のフィルインするリズムや、ギターサウンドは感動であり、個人的には"ビートルズmeetsメタリカ"というよりは、"チープ・トリック"を彷彿とさせるものである。全30曲というヴォリュームにも関らず、似たような曲が少なく、ネタ切れを感じさせないジンジャーのイマジネーションには脱帽である。

彼は出来上がった作品を、出し惜しみなく発表してきた。よくレコード会社との確執を口にするが、発売されるだけでラッキーではないか?と、一ファンとしては思う。まあ、R&Rを愛して止まない男の典型であろう。一筋縄じゃいかないのが、ワイルドハーツである。

Disc 1
01. Nothing Ever Changes But The Shoes
02. TV Tan
03. Greetings From Shitsville
04. Dreaming A
05. Suckerpunch
06. My Baby Is A Headfuck
07. The Miles Away Girl
08. Loveshit
09. I Wanna Go Where The People Go
10. Jonesing For Jones
11. Just In Last
12. Baby Strange
13. Nita Nitro
14. Sick Of Drugs
15. Red Light - Green Light

Disc 2
01. Do Anything
02. Mindslide
03. Beautiful Thing You
04. Got It On Tuesday
05. Friend For 5 Minutes
06. 29 x The Pain
07. The Bullshit Goes On
08. Bad Time To Be Having A Bad Time
09. Can't Do Right For Doing Wrong
10. Two-Way Idiot Mirror
11. S.I.N.
12. Give The Girl A Gun
13. Girlfriend Clothes
14. Sky Chaser High
15. Geordie In Wonderland

2007.03.29 
B00006I62GTheory of a Deadman
Theory of a Deadman

Roadrunner 2002-09-17
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02年、ニッケルバックのチャド・クルーガーが、立ち上げたレーベルからのデビュー作。という事で、骨太なサウンドは、瓜二つとも言えそうだが、本家はオルタナの要素もあったのに対し、彼等は、よりストレートなハードロックという気はする。判り易さも同じだが、単純に、楽曲が素晴らしい。

オープニングの「Invigible Man」は、映画「スパイダーマン」にも提供。この作品とはヴァージョンが違うが、ハイパーな雰囲気を持つ、良く出来た楽曲だ。印象的なギターリフも多く、ストレートにごり押しするような楽曲は、スピード感があり、聴くものを掴んで離さない。下手なバラードで、哀愁だけを漂わすようなバンドではなく、そのスピリットを、惜しげもなく披露している。特に大袈裟な仕掛けもなく、まとまりのあるバンドサウンドと、親しみやすいメロディで勝負しているバンドと言えるだろう。

01. Invisible man
02. Nothing could come between us
03. Make up your mind
04. Point to prove
05. Leg to stand on
06. What you deserve
07. The last song
08. Say I'm sorry
09. Any other way
10. Confession

2007.03.16 
B00005NWM3Silver Side Up
Nickelback

Roadrunner 2001-09-11
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01年、カナダ産、ハードロック・バンド。ヘヴィーなサウンドに、ノスタルジックなメロディ。映画「スパイダーマン」に、個人名義で提供した「Hero」や、NO.1ヒットにもなった「How You Remind Me」、「Too Bad」。どこか影を持つチャド・クルーガーの野太い歌声は、優しく響くと同時に、その生き様が見えるようで、男の色気さえ感じてしまう。

彼等は、バラードの印象が強く、起伏のあるメロディが売りだが、ハードロックの王道サウンドで、ひたすら8ビートを刻む「Never Again」こそ、このバンドの魅力だと感じている。それが延々と続くわけもなく、バリエーションは多様しているように見える。しかし、全曲良いか?と言われると・・そうでもなかったりするんだな(笑)。お薦めは、「Money Bought」。

01. Never Again
02. How You Remind Me
03. Woke Up This Morning
04. Too Bad
05. Just For
06. Hollywood
07. Money Bought る
08. Where Do I Hide
09. Hangnail
10. Good Times Gone

2007.03.15 
B000008COGBlow Up Your Video
AC/DC

Wea/Atlantic 1990-10-25
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88年作品。巨大化する産業ロックと、密接な関係にあったミュージック・ビデオ。それらに異議を唱えるかのようなジャケットが印象的だが、正に80年代に相応しく、親しみのある雰囲気を持つ、作品と言えよう。オープニング、「Heatseeker」では、ひたすら疾走する我武者羅な彼等に、新たな一面を見た気がした。しかし、私にとってのAC/DCとは「Hells Bells」であり、そしてこの作品は、「Two's Up」に尽きる。

ハードロック・バンドの哀愁。所謂、泣きのフレーズが、心に突き刺さる。彼等に限らず、多くのバンドが、マイナー調の曲に、趣をおいているが、この楽曲も、他のそれと変わりはない。だが、優れたバンドには、優れた歌があり、優れたフレーズを奏でる、ヴォーカリストがいるものだ。ブライアン・ジョンソン、ハイトーンにこそ真価があり、人の心を揺さぶってきたその声。この声の持ち主を得た彼等は、はなから、かなりのアドバンテージを持っていることになる。

つまり、邪道かもしれないが、あくまでも彼等の醍醐味は、ロックしようぜ!ではないと考えている。後に残る、恍惚感こそ、AC/DCである。そう、イッタ後の、あの感じに彼等は存在する。

01. Heatseeker
02. That's the Way I Wanna Rock & Roll
03. Mean Streak
04. Go Zone
05. Kissin' Dynamite
06. Nick of Time
07. Some Sin for Nuthin'
08. Ruff Stuff
09. Two's Up
10. This Means War

2007.03.05 
B000002JS6Back in Black
AC/DC

Wea International 1994-08-16
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80年、ヴォーカルに"ブライアン・ジョンソン"を迎え入れ、初の作品。自身最大のヒット作となる。所謂、"変わらない"バンドとして評価されているが、同じスタイルを貫く、それを貫ける凄さは、純然たるバンド・サウンドにあるだろう。そのバンドの核、ヤング兄弟の絶妙なバランス感覚は、一糸乱れぬ、重力級の骨太サウンドを作り上げている。それを見事に表したのが、この「Back In Black」であろう。

バンドの顔であった、ボン・スコットの死。このヴォーカリストの交代劇でさえも、彼等を変えることにはならなかった。元々、似たような歌声を持ってはいたが、ブライアンのヒステリックなヴォーカルと、エッジのあるギター・サウンドの相性は、当然良い。オーストラリアのバンドでありながら、ブリティッシュ・ロックの影響が強く、暗く重い、ハードなドライブ感が、最大の魅力と言えるだろう。

アンプにプラグインし、"フルヴォリューム"でギターを鳴らせば、それが彼等だ。お手本とされた、そのシンプルなスタイル。そして、世界一有名な、スクールボーイ、アンガス・ヤングに代表される、メンバーのロック魂。この点において、彼等の存在価値が揺らぐ事はない。

01. Hells Bells
02. Shoot to Thrill
03. What Do You Do for Money Honey
04. Givin the Dog a Bone
05. Let Me Put My Love into You
06. Back in Black
07. You Shook Me All Night Long
08. Have a Drink on Me
09. Shake a Leg
10. Rock and Roll Ain't Noise Pollution

2007.03.04 
B00078RRNIContraband "Japan Tour Special Edition"
Velvet Revolver

BMG Fanhouse 2005-02-23
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04年、デビュー作。大きな期待もなく聴いたが、予想以上の出来に感心してしまった。先入観無しでという方が難しいし、ガンズとSTPの残党であるから、大凡のイメージは沸く。しかし、顔が変われば、印象も変わる。スコット・ウェイランドに、こんな色気はあったのか?と感じてしまったのも事実で、スラッシュとのパッケージは、アクセルと比べても遜色はない。スコットは、ある意味ミック・ジャガーにも見え、妖艶で辛辣、自信と誇りさえ感じてしまう存在感は、流石と言う他ないオーラを発している。

スラッシュは、一時期HM路線にも見えたが、嘗てキース・リチャーズが"ジミー・ペイジ"と称した頃に、戻って来たと言っていいだろう。彼の70年代テイスト・ギターに、ポップなメロディがのると、単純にカッコ良い。大筋では、「Sulither」に代表される、へヴィーなグルーブ。意外性もあった、パンキッシュな「Do It For The Kids」に、このバンドの未来が見えるような気はする。そんな訳もあり、チープ・トリックやニルヴァーナ、ピストルズのカバーは、大正解と言えるだろう。これらのバンドの、メロディセンスはお墨付きであるし、選曲も含め、的を射ていると感じた。

しかし、唸らせるような楽曲が少ないのは、不満が残る。印象的なフレーズは随所に見えるが、意外な展開が多く、悪い意味で裏切られてしまう。百戦錬磨を感じさせる、強烈な個性は申し分ない。スラッシュのソロなどにも見られた、アコースティックなもの、ブルージーなもので"渋く"決めたりせず、破壊的で、ゴージャスな作品を期待したいものだ。

01. Sucker Train Blues
02. Do It For The Kids
03. Big Machine
04. Illegal i Song
05. Spectacle
06. Fall To Pieces
07. Headspace
08. Superhuman
09. Set Me Free
10. You Got No Right
11. Slither
12. Dirty Little Thing
13. Loving The Alien
14. Bodies
15. Surrender
16. No More No More
17. Negative Creep

2007.02.27 
B00005HXETMaking Enemies Is Good
Backyard Babies

BMG Fanhouse 2001-05-23
売り上げランキング : 51,998

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これまで爆音サウンドを武器に、手綱を緩めることなく突き進んできた彼等。バンド間のまとまりが要だと感じるだけに、3枚目であるこの作品の完成度が高いのは、ある意味当然なのかも知れない。

バリエーションに欠け、単調であったデビュー作から比べると、スピードを緩めても、じっくり聴かせることの出来るミディアムテンポで勝負しているのが嬉しい。表現力を増し、暴れる感性を押さえ、余裕が見え隠れするニッケの歌声。グルーブが渦を巻くバンドサウンドは、下半身が一層強化され、頼もしい限りである。

この作品は、まずオープニングの「I Love To Roll」で鷲づかみにされ、爆音ではあるが、爆走ではない。強引さよりも、ひねり。パワーよりも展開力。凶暴さに歯止めをかけ、哀愁漂うキャッチーなメロディが満載である。拳ではなく、腰がうずくような心地良さが、全体のトーンを明るくしていて、本来の生々しさが一段と煌く傑作である。

01. I Love to Roll
02. Payback
03. Brand New Hate
04. Colours
05. Star War
06. Clash
07. My Demonic Side
08. Kids Are Right
09. Ex-Files
10. Heaven 2.9
11. Too Tough to Make Some Friends
12. Painkiller
13. Bigger W/A Trigger
14. P.O.P.
15. Three Wise Monkeys

2007.02.21 
B00002EPKITotal 13
Backyard Babies

Scooch Pooch 1999-11-02
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98年作品、スウェーデン産。見た目からも分りやすいバンドであり、日本受けしそうなパンキッシュなハードロック・バンドである。13+4=全17曲。そのあまりにもハイテンションなスピード感は酔ってしまいそうな程。"うるささ"としても希少で、聴く為のパワーを要するバンドである。このデビュー作は、怖いもの知らずの彼等が居る。よって破壊力は抜群。演奏能力はかなり高く、聴き応えは十分である。

彼等の「師」はあのワイルドハーツの"ジンジャー"。後にライブ盤などで共演もしているが、バンドの顔(g)"ドレゲン"のサウンドは、まさにワイルドハーツそのものと言っていい。より攻撃的、スピード感重視の為か、曲そのものはB級である。キャッチーさは完璧とは言いがたく、一本調子にも聴こえてしまう。

3分間のロックンロールに、あっと驚くようなヒネリはない。じっくり聴き込むタイプの音楽、考える為の音楽でもない。そのルックスからも、男が惚れる骨太ロック。共に歌いたいのなら、ワイルドハーツで事は足りる。しかし、楽曲よりもスタイルやアティチュード。それらに大きな価値を見出すバンドとしては、もってこいのバンドだ。

01. Made Me Madman
02. U.F.O. Romeo
03. Highlights
04. Get Dead
05. Look at You
06. Let's Go to Hell
07. Eightballed
08. Spotlight the Sun
09. Ghetto You
10. Subculture Hero
11. Bombed [Out of My Mind]
12. Hey, I'm Sorry
13. Robber of Life
14. Babylon
15. Rocker

2007.02.20 
B0000652JJHEAVY BONES
HEAVY BONES

ワーナーミュージック・ジャパン 1992-11-28
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92年、Joel Ellisが"Cats In Boots"解体後立ち上げたへヴィーメタル・バンド。(g)Gary Hoey、(b)Rex Tennyson、(ds)Frankie Banali。

この筋はあまり詳しくはないが、「Com On Felel The Noize」で有名な"Quiet Riot"のフランキー・バナリが参加。実力者の集まりと考えていいだろうか。"Cats"の「Every Sunrise」辺りにも通じるダークサウンドを展開。しかしLAメタルらしいキャッチーさも然程なく、クラシカル、ドラマティックな展開のじっくり聴かせる楽曲が多い。「4:AM T.M.」等のリフ主体の楽曲には聴き応えあり。ド迫力のサウンドに、野性的な歌声。ジョエルの実力を、再認識する作品になっている。

01. Hand That Feeds
02. 4: Am T.M.
03. Turn It On
04. Anna
05. Dead End Street
06. Where Eagles Fly
07. Enormodome
08. Light of Day
09. Your Love Won't Let Me Down
10. Beating Heart
11. Summers in the Rain
12. Where the Livin' Is Easy