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03年作品。歌謡チックな音楽性、RYU独特の"ポエティック"な世界観、そして元々持つファンキーなリズムをダイレクトに伝えるという点で身を結んだ傑作。
これがインディーズ?6曲のみであるが、まずオープニングの「セクシーなピストル」で脳天を揺さぶられ、バンドアンサンブルも完璧、その衝動性、容赦のないスタイル。かなり"イって"いるが、決して慰めを忘れないRYUの歌声。信念といえば格好よいが、底知れぬ可能性、"魂"という言葉に代表される彼等の真実。アドレナリン全開の演奏は痛快の一言。これぞThe Easy Walkers!捨て曲なし!必聴!

01. セクシーなピストル
02. バビロンへ行こう
03. 新宿Money
04. Babyあかりをつけろ
05. Kilimanjaro Ho
06. 陽炎座
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2007.05.31 
LovesnakesEW3.gif

01. Juggler
02. Whitey・Snow・Powder
03. 真夏の夜の夢
04. 最終列車
05. ひまわり
06. モーター・ウェイ
07. Bad Luck
08. Moonshine Song
09. 逢いたい夜に
10. 風車
11. Bloody Mary Blues
12. Hot Dance

95年、3rd。純度100%のR&Rチューン「Bloody Mary Blues」を始めとし、様々な表情が見え隠れしている。特筆すべき点は、2ndで片鱗を見せていた"歌謡ロック"に磨きをかけているといったことだろう。(ヴォーカルスタイルが似ている気がするからか)「真夏の夜の夢」は、桑田佳祐(サザン)が書いたと言われても疑わないかもしれない。それほど良く出来たポップ・チューンであり、同じく「モーター・ウェイ」、「Moonshine Song」などの粒揃いの楽曲が、何の違和感なく光を放っている。
そしてもう一つの聴き所として、RYUの情念とも言うべき心情が女性の視点から書かれた「風車」を挙げたい。これも歌謡曲チックではあるが、この手法がRYUの独特の世界観に新たな色を添え、このスタイルが今も受け継がれている。

T2「Whitey Snow Powder」のMIXが聴ける「Soul For Sale」もあわせてお薦めしたい。

SOUL FOR SALE~TSOUL FOR SALE~T
EASY WALKERS

トライエム 1996-09-04
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2007.05.30 
STARSTAR

Johnnie Holliday:vocals,guitar
Jay Hening:guitar
Weeds:bass
Deon:drums

92年作品、N.Y.出身の4人組。
後にマイケル・モンローが核となり結成された、DEMOLITION 23に参加するジェイ・へニングが在籍していた。
当時は軟弱なバンド名に困惑したが、アリス・クーパー「You Drive Me Nervous」のカバー「Nervous」、T8「Diggy Dragster」など、スピードとパワーを兼ね備えた演奏力は聴き応え十分である。考え抜かれたアレンジ、Heavyとは一味違うギターサウンド、躍動感あるリズム。自身のルーツであるT.REXやラモーンズを始めとする、70年代ロックのおいしいところを絡み合わせたような音楽性に、Vo.ジョニー・ホリデイの、人を食ったような甘ったるい歌声が乗っかる。起伏のないメロディ、程よいポップ感覚が心地よいロックン・ロールバンドであった。

90年代初期、Nirvana以降の音楽シーンを考えると遅すぎた逸材であったか。個人的な印象として、ファスター・プッシキャット好きには是非お薦めしたい。

リンク先:WildMusic(映像あり)
「Star Star」

01. Fly Boy
02. Science Fiction Boy
03. The Love Drag Years
04. Nervous
05. Cowboys in Space
06. Baby Shoulda' Known
07. Groovy Guru Gangster Girl
08. Diggy Dragster
09. Treasure or Trash
10. My Little Cuisinette

2007.05.28 
DD4.jpgStraight
Dogs D'Amour

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91年、イギリスのシーンに見切りをつけ拠点をL.A.に移した彼等。それらの影響は、一途というよりは開放されたような彼等の心情をも伝えてくれる気がするし、バラエティーに富んだ作品である。実際楽曲の出来の良さで言えばベストではないだろうか。タイラは表現者として最高の歌声を持ち、己の知識をひけらかす。ハノイがアンディ・マッコイのセンスの賜物だとすれば、彼等はタイラのインテリジェンスの賜物だ。T2やT8等、こんな深みや温かみのある曲を書ける彼等に魅力を感じずにはいられない。ギミックなしのR&Rに酔いしれてしまうのは必然である。

私は思う、彼等がR&Rを選んでよかったと。是非!

01. Cardboard Town
02. Kiss My Heart Goodbye
03. You Can't Burn the Devil
04. Gypsy Blood
05. Empty World
06. Back on the Juice
07. Evil
08. Victims of Success
09. Flying Solo
10. Heroine
11. Lady Nicotine

2007.05.25 
B00000JCV2King of the Thives
THE DOGS D'AMOUR

1999-02-18
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Errol Flynn本国では「Errol Frynn」と題され発売された89年、2nd。

"エロール・フリン"とは30~40年代に実在したハリウッド俳優だが、"キャプテン・ブラッド"という海賊役がハマリ役だったそうだ。ジャケットはそんなタイラの憧れが描かれている。

"My Skin of Wild Turkey Lipstick and Wine"
(オレの肌はワイルドターキーと口紅、そしてワインの匂い)

詩人タイラに注目。

01. Drunk Like Me
02. Goddess from the Gutter
03. Hurricane
04. Satellite Kid
05. Errol Flynn
06. Princess Valium
07. Dog's Hair
08. Trail of Tears
09. Ballad of Jack
10. The Prettiest Girl in the World
11. Baby Glass

2007.05.24 
B000002IUOWandering Spirit
Mick Jagger

Atlantic 1993-02-09
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中学生の頃、「Just Another Night」、「Lucky In Love」などのPVを、面白おかしく解釈していた私のヒーローは、自ずとキースになった。

そうこのソロ通算3枚目を聞くまではずっとそう思っていた。曲調は様々。だが2曲目の「Sweet Thing」を聴いた瞬間ミックとはどんなシンガーなのかが分かった気がした。パワフルでセクシーでブリリアントなミック。「ミックってこんな格好良かったんだ」。やはりミックはスーパースターだ。そんなミックを渋い演奏ががっちり固め、ストーンズよりも"ロック"していてストーンズよりも分り易い。

ストーンズを聴かない人にミックが生理的に受け付けない・・という方が多い。そんな人に是非聴いて欲しい作品だ。

01. Wired All Night
02. Sweet Thing
03. Out of Focus
04. Don't Tear Me Up
05. Put Me in the Trash
06. Use Me
07. Evening Gown
08. Mother of a Man
09. Think
10. Wandering Spirit
11. Hang on to Me Tonight
12. I've Been Lonely for So Long
13. Angel in My Heart
14. Handsome Molly

2007.05.19 
jetboys

vo,guitar:Freddy Lynxx
guitar:Vic Vixen
bass:Poker Alice
drums:Nick Hell

1989年、デビュー作。バンド名が示す通り、ジョニー・サンダースを師と仰ぐシンプル&ストレートなロックン・ロールバンド。この手のバンドにしては珍しくロック不毛の地とされているフランス出身で、ジョニーへの愛は勿論のこと、リンクスの粗暴なヴォーカルスタイル、"味"という他ない二本のギター、全体に広がるリヴァーブの聴いたサウンドが、切なくも儚いドラマティック性を持たせており、自らのペンにより書かれたインストナンバー「Jet Roller」は、JET BOYS版「Pipeline」として彼等を最もよく表している楽曲だ。その他、T2-Sergio Leone、T4-Quentin Petit、T3-Steve Bators。彼等に影響を与えた人物をも垣間見ることができ、あくまでも非商業的だがピュア&ホットな一枚。尚、当Blogタイトルは、T5を拝借している。

1.Jet Rollers
2.Blind's Night
3.You Talk Too Much
4.The Story
5.I'm a Lonesome Boy
6.Teenage Kicks
7.Call Me Sister Midnight
8.Like A Shooting Star(Acoustic Version)
9.You Tell Me Lies
10.Just Wanna Talk To You
11.Think About It
12.Call Me Sister Midnight
13.Toilet Love
14.Like A Shooting Star

2007.05.18 
B000000OZGAll Those Wasted Years
Hanoi Rocks

Geffen 1996-03-19
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85年、言わずと知れたマーキーでのライブ音源。音の悪さ、オーバーダブなど、不完全なマテリアルでありながらもこれぞハノイ・ロックスと言うべきだろう。ライブこそ生きる場であった事がよく分り、「Mental Beat」に代表される重いサウンドが真の姿であると感じている。

そしてマッコイのセンスだけに頼っているバンドではなかったのだと認識した作品であった。カバー選曲も見事。「Don't Ever Leave Me」~「Tragedy」の入りは鳥肌モノ。テクのないマイケルもライブならではの高揚感が味わえ、それなりに聴ける。

01. Pipeline 試聴する
02. Oriental Beat 試聴する
03. Back to Mystery City 試聴する
04. Motorvatin' 試聴する
05. Until I Get You 試聴する
06. Mental Beat
07. Don't Never Leave Me
08. Tragedy
09. Malibu Beach Nightmare
10. Visitor
11. 11th Street Kids
12. Taxi Driver
13. Lost in the City
14. Lightnin' Bar Blues
15. Beer and a Cigarette
16. Under My Wheels
17. I Feel Alright
18. Train Kept A Rollin'

2007.05.10 
B000057DY1Bangkok Shocks, Saigon Shakes, Hanoi Rocks
Hanoi Rocks

Castle 2001-02-19
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81年、記念すべきデビュー作。言うまでもなく、際立つ個性、センスの良さはピカ一の彼等。グルーブやテクニック云々で論じるバンドではないのも百も承知。だが、マイケル・モンローの声質だけで一体どれほどの人に衝撃を与えたというのだろうか?そして、彼等のフリーク度を計る「Don't Never Leave Me」や「Cheyenne」。これらを名曲とする向きにも賛同できない。
楽曲の良さが彼等の最大の特徴である。だが声を大にして言いたいが、彼等の醍醐味はマイナーキーにある。よって、オープニング「Tragedy」は彼等を最も良く表した名曲である。退廃的なムードにキャッチーなメロディ。彼等が最も輝くアイテムがすべてが詰まっていると言えるのではないか。

全体的には素人っぽさや若さをも感じさせる中、マッコイのギターだけがB級らしからぬ雰囲気を漂わせ、大物の片鱗がうかがえる作品でもある。このハードエッジギターをHR/HMとするには気が引けるというもの。その荒削りなスピリットに加え、天才的なリフやメロディが聴ける「Pretender」にいたっては、マイケルの裏返った声さえも味にしてしまっている。
ただ、これらは狙った感がないわけでもない。マッコイの思惑通りであった気はするが、思いのほか、この5人以外考えられないという奇跡をもたらすこととなったのだろう。

関連記事:「暖簾に腕押し」
HANOI ROCKS(ハノイ・ロックス)/BANGKOK SHOCKS,SAIGON SHAKES(白夜のヴァイオレンス

01. Tragedy
02. Village Girl
03. Stop Cryin'
04. Don't Never Leave Me
05. Lost in the City
06. First Timer
07. Cheyenne
08. 11th Street Kidzz
09. Walking With My Angel
10. Pretender

2007.05.09 
B0007W7HACWhipped
Faster Pussycat

Wounded Bird 2005-04-19
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92年作品。当時は、一体何がやりたいのだろう?と首をかしげたものだ。どこかやり過ぎ感は否めなかったが、時代的には、グランジというムーブメントに、真向勝負する形となったのは不運だったかも知れない。しかし、この作品こそ彼等だろう。何でもありと言えば言葉が悪いが、彼等の喜怒哀楽が十分に詰まっている。実際前評判は良く、あのミュージックライフの表紙を飾ったのもこの頃である。後にも先にも、彼等が日本の音楽雑誌の表紙を飾ったのは、これ一度きりであったが、この手の中堅バンドが表紙になるのは、そうはない事だ。事実その号は、編集者の"期待を込めての器用"と書かれていた。いよいよワールドワイドな成功が待っている!そんな想いで作品を購入した。

骨太なサウンドを前面に押し出した前作と違い、元々持っているコミカルな側面も随所に見せている。キャラクターから来る、無防備と言うか、気まぐれと言うか、そんな気質が"猫ちゃん"である。そんな彼等の気質を理解できれば、前2作の良いところだけを纏めた感のある、バラエティーに飛んだ作品と言えるだろう。これらは1stの、「Babylon」が持っていた"多様性"である。特に意識し拘った結果でなく、何気なしに作られたこの楽曲が、一番彼等を表していたという事だろう。ならば好きなようにやろう、という当時の心情が、完成度の高さに表れている。良い意味で大人になった彼等の、実に堂々とした、噛めば噛むほど味の出る作品である。

オープニングの「Nonstop Nowhere」は、7分の超大作。問答無用のロックンロール「Jack The Bastard」。ユーモアセンスたっぷりの「Loose Booty」は、「Babylon」を彷彿とさせたが、「House Of Pain」でみせた、秀逸なメロディを受け継ぐはずだった「Friends」は、唯一の失敗と言えそうだ。スケールアップは勿論、元々あったファンキーなノリも随所に見られ、難しく考がえず、楽しませるという意味では、彼等は1stから、何も変わらなかったバンドである。

同世代の、ガンズとの比較は酷であっただろう。彼等には、他を圧倒するだけの破壊力はなかったが、ロックン・ロールが持つイメージに忠実であったことで、それを体現したメンバーの個性に、安心感があったと感じる。テイミーはその後、ガンズのトリビュート・アルバムに参加し、「It's So Easy」を取り上げていた。ニッキー・シックスが中心となり結成された、"Brides Of Destruction"も、当初テイミーのヴォーカルとの案があったそうだ。ブレントはトレイシー・ガンズのアナを埋め、LAガンズに在籍。地道ながら活動しているようで、最近ツアーを再開とのことだ。情報が定かではないが、新生ファスターであるなら期待したい(情報求む)。

01. Nonstop to Nowhere
02. Body Thief
03. Jack the Bastard
04. Big Dictionary
05. Madam Ruby's Love Boutique
06. Only Way Out
07. Maid in Wonderland
08. Friends
09. Cat Bash
10. Loose Booty
11. Mr. Lovedog
12. Out With a Bang

2007.05.07 
B00004VOMMLive and Rare
Faster Pussycat

Wanner Music Japan 1990-07-10
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90年、初の日本公演に伴い、作られた企画盤。シングルにもなった「Poison Ivy」や「House Of Pain」などに加え、ライブ・テイク3曲で構成されている。勿論ライブをしに来るのだから、ライブ・テイクを入れたのは当然だが、2nd「Wake Me When It's Over」の、上手く纏まりのあるスタジオ盤とは違い、下手くそ加減が尋常ではない。まして来日公演に向け、テンションが上がるような音源ではなかった。ファン以外には面白みはなく、コレクション用に最適な一枚だ。

さて実際のライブだが、私は東京2回、川崎1回の、計3回、足を運んでいる(その位好きだった)。特に川崎の公演では、運良く前から6列目、ブレント・マスカットの真ん前という好位置で彼等を観る事が出来た。

印象的なシーンは、「Babylon」時のかけ合い。テイミーは何を言わせたいのか会場が分らず、最後の曲だというのに盛り下がった記憶がある。そして一番カッコ良いと思わせたのは、意外にもデヴィッド・ボウイのカバー「Suffragette City」。彼等が上手くカバーしていた為か、彼等を見る目も、ボウイを見る目も変わったほどだ。場所の良さもあり、十分楽しめた、思い出のライブであった。

01. Bathroom Wall
02. Poison Avy
03. Pulling Weeds
04. Slip Of The Tongue
05. Babylon
06. House Of Pain

2007.05.06 
B000002H7GWake Me When It's Over
Faster Pussycat

Elektra 1989-08-29
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89年、いよいよその本領を発揮し、直球勝負のハードサウンドを完成させた。この作品には、過去に見られていた、馬鹿馬鹿しさや、能天気さなどは見当たらない。オープニングの「Where There's a Whip There's a Way」から尋常ではない、サウンドの渦が巻き起こる。それまでにない、このダークサウンドが全体を支配していて、やはりノリ一発では限界がある、そう感じた彼等の、幾度ものリハーサルが生んだ、力の篭った作品である。

「Slip Of The Tongue」、「Ain't No Way Around It」など、得意のストレートなロックン・ロールは勿論、「Poison Ivy」、「Pulling Weeds」、「Tatoo」など、ツインリードの形を上手く活かし、考え抜かれたギターリフが満載である。重厚というよりは、ファンキーなベースやリズム。それに加え、時折顔を見せるピアノの音色や女性コーラスが、彼等特有の軽快なサウンドを作り上げている。シンプルであった1stと比べても、ソングライターとして、バンドとしての力量に、大きな成長を見せてくれた。

そして、ヴォーカルのヴォリュームを抑えたアンサンブルは、テイミーの歌声が持つ、妖しい雰囲気を醸し出すことに成功している。このハスキーと言うには気が引けてしまう"だみ声"は、骨太な一面を見せてくれたが、人を食った様な物腰は、正にロックン・ロールと呼ぶに相応しい。拘りの音造りに、華を添える魅力的な歌声。それが彼等の、究極のロックン・ロールを作り上げた"必須アイテム"と言えるだろう。

B級バンドとして、評価の別れるところであろうが、1stが"ポイズン"と同じプロデュサーであったこともあり、他のLAメタルバンド等と同列に並べていたリスナーは多いだろう。しかし筆者には、全てがツボ"であり、メタルとすることに納得出来ないでいる。ハノイ・ロックス等と同列に並べ(人によっては、ハノイでさえもメタルとされてしまうが)、早い話、ポイズンと並べないでくれ!というのが正直なところだ(笑)。

そして自身初のバラードにも挑戦し、お手軽なパーティー・ソングばかりではない事を示した。ブレイクのきっかけとなった「House Of Pain」では、精神的なトラウマについて歌い、「Please Dear」(日本盤のみ)では、亡くなったガールフレンドを歌った。異色の「Arizona Indian Doll」では、もの悲しげなピアノをフューチャーし、独特の世界観をみせた。決してセンスだけに頼らず、外見とは裏腹な、奥深さも感じさせる楽曲が多い。彼等を、十分堪能できる作品に違いない。

01. Where There's a Whip There's a Way
02. Little Dove
03. Poison Ivy
04. House of Pain
05. Gonna Walk
06. Pulling Weeds
07. Slip of the Tongue
08. Cryin' Shame
09. Tattoo
10. Ain't No Way Around It
11. Arizona Indian Doll
12. Please Dear

2007.05.05 
B000002H4KFaster Pussycat
Faster Pussycat

Elektra 1990-10-25
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87年デビュー作。同時期のガンズ、ジェットボーイと並び、"3大LAグラム・バンド"などと言われていた彼等。自ら"Cathouse"というクラブを経営。そこから火がつきデビューにこぎつけた訳だが、ライブバンドらしからぬ、演奏の下手さ加減も何のその、シンプルなサウンドとキャッチーなメロディで我々リスナーを楽しませてくれた。ロックンロールであってもスキルは必要だが、それ以上に必要なものを多く感じさせたバンドでもある。比較はナンセンスだが、ガンズはストリートの感覚を前面に打ち出すだけの、十分なスキルがあったと言えるだろう。

金髪のヴォーカル、"テイミー・ダウン"。そして中性的な顔立ちが魅力の、"ブレント・マスカット(g)"。二人のパッケージは、単純に画になるものであった。この画になる二人のスキルが一番問題ではあったが(笑)、カッコ良ければいい、というものでは決してなかったと思う。バンド名から来る"エロティックヴァイオレンス"とも言うべき(?)イメージは、当然二人から来ていたものだが、本物の悪ではなく、"悪ぶった悪"を上手く演じていたと感じる。

後にバックヤード・ベイビーズがカバーする事となる「Babylon」は、ストレートなロックンロールが満載のこの作品において、サンプリングに始まり、彼等のラップが聴ける曲だ。これが彼等のキャラクターを決定付ける楽曲にもなり、後の彼等の方向性に影響があったと感じる。当然ライブなどでも受けが良く、それまで奇抜なグラムファッションで決めていたメンバーが、この曲になるとダボダボの短パン、帽子にサングラスと、突如ラッパーファッションに変え演奏していたのだ。しかしそれが許せされる、親しみやすいキャラがあり、多くのキャッチーな楽曲を生み出したのだろう。

しかしこの1stに限って言えば、右も左も分らぬままノリだけでレコーディングしてしまったというのが、正直なところではなかったか。決してお手軽なロックンロールではなかったが、まだその才能を開花させてはいない。アメリカでは、まずスキルがなければ受け入れられないのだろうが、話題性もあり、どことなく人の良さも手伝って、ここ日本やヨーロッパでの受けが良かったようだ。特に日本では"猫ちゃん"の相性で親しまれていた。良くも悪くもB級であり、何となく"応援したくなる"バンドであった。

01. Don't Change That Song
02. Bathroom Wall
03. No Room for Emotion
04. Cathouse
05. Babylon
06. Smash Alley
07. Shooting You Down
08. City Has No Heart
09. Ship Rolls In
10. Bottle in Front of Me

2007.05.04 
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