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12ショッツ・オン・ザ・ロックス12ショッツ・オン・ザ・ロックス
ハノイ・ロックス

ビクターエンタテインメント 2002-12-18
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2002年、18年ぶりとなる復活作、第一弾。
ハードサウンドが何だというのか。ラズルの、チープ(しょぼい)なスネア音こそハノイであるというのか。そのラズルも、ナスティーも、サムもいないこの新生ハノイ・ロックスに求めるものは何だというのか。

大体彼らは、スタジオでは金を掛けない(しょぼい)音を作り、ライブではハードエッジなサウンドであったわけで(それはそれで良しとするが)、彼らの真の姿とは、メンバーのソロ作品然り、代表作「燃えるロンドン・ナイト」然り、既に表れていた。本作は、それを見事なまでに具現化。アンディ・マッコイとマイケル・モンローという、数々の修羅場を潜ってきたロックン・ロールの化身の、まだまだ衰えぬスピリット、プレイ出来る喜びが、とてつもないボルテージを生み、これぞハノイ!の世界へと導いてくれる。無論それがかっこ悪いわけはないだろ?といった作品で、哀愁のR&R「A Day Late, A Dollar Short」に代表されるマッコイ節と、マイケル・モンローの作曲センスが加わったことでヴォリュームが増し、バンドとして上手く機能しているようだ。以前のハノイに違和感がある筆者のような捻くれた方こそ聴きやすいのでは?T14、マッコイの歌声聴くと・・やっぱ、マッコイ最高!となるがな(笑)。好盤。

01. Intro
02. Obscured
03. Bad News
04. New York City
05. Delirious
06. Day Late, A Dollar Short
07. In My Darkest Moment
08. People Like Me
09. Whatcha Want
10. Moonlite Dance
11. Gypsy Boots
12. Lucky
13. Watch This
14. Designs on You
15. L.A.C.U.
16. Are You Lonely Tonight
17. Winged Bill
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2007.08.29 
Chronology a young persons’ guide to GrapevineChronology a young persons’ guide to Grapevine
GRAPEVINE 田中和将 高野勲

ポニーキャニオン 2004-03-17
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ダウナーな曲調に哀愁を帯びたメロディ。
バンドサウンドの極みが生み出した傑作。

つまりは「スロウ」。

か細いが、独特の気だるさが癖になりそうなヴォーカル。
70年代テイストの歪んだギターと、グルービーなリズム隊。
どのパートにも感情の渦があり、正に聴き手に迫ってくる。

これぞグレイプバイン!?

「スロウ」以外はよく分からんが、いい曲は多い(苦笑)。
(「Breakthrough」では、"ジム・モリソン"との歌詞も・・)

01. BREAKTHROUGH
02. ぼくらなら
03. 会いにいく
04. BLUE BACK
05. ナツノヒカリ
06. 風待ち
07. discord
08. Our Song
09. ふれていたい
10. Reverb
11. 羽根
12. 光について
13. スロウ
14. 白日
15. 君を待つ間
16. そら

2007.08.27 
Stoned Immaculate: The Music of the DoorsStoned Immaculate: The Music of the Doors
Various Artists

Elektra/Asylum 2000-11-14
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2000年、「Break On Through」に始まり「The End」で終わるドアーズのトリビュート盤。ジムの声はそのままにアレンジしたものや、オリジナルメンバーであるロビー・クリーガー、レイ・マンザレク、ジョン・デンズモアも多くの曲で参加。その為、オリジナルを損なわないようにとの意図が見えサウンドに違和感がないのが特徴か。中でもヴォーカルは、"ジム・モリソンそっくりさん"を好演しているのがGood!

熱心な愛好者ばかりだが、スコット・ウェイランド率いるストーン・テンプル・パイロッツ(VRの2枚目。オープニングが「Let It Roll」だったね)。ジムとの掛け合いが印象的なジョン・リー・フッカー(実際共演していたらもっと凄かっただろうな)。更に、ボ・ディドリーの選曲センスに座布団3枚をあげたい。(前も言ったが、エアロスミスは何度聴いても悲惨。エアロはエアロにしかならず・・といったところ。)
しかしまあ、ここに参加したミュージシャンだけでなく、ドアーズが好きって人間はそれだけで優越感に浸ってるような奴ばかりだからな(笑)。
ドアーズの曲ってだけで満点をあげたいが・・如何であろうか。

01. Stone Temple Pilots 「Break On Through」
02. Creed 「Riders On The Storm」
03. Train 「Light My Fire」
04. Smash Mouth 「Peace Frog」
05. Days Of The New 「L.A. Woman」
06. Aerosmith 「Love Me Two Times」
07. The Doors「Under Waterfall」
08. The Cult 「Wild Child」
09. Jim Morrison 「Roadhouse Rap」
10. John Lee Hooker & Jim Morrison 「Roadhouse Blues」
11. William S.Buroughs 「Is Everybody In?」
12. Oleander 「Hello I Love You」
13. Ian Astbury(The Cult) 「Touch Me」
14. Perry Farrel & Exene 「Chidren Of The Night」
15. Bo Diddley 「Love Her Madly」
16. The Doors 「The Cosmic Movie」
17. Days Of The New 「The End」

2007.08.26 
IzzyLike A Dog
Izzy Stradlin

Izzy Stradlin (vo,g)
Rick Richards (g)
JT Longoria (b)
Taz Bentley (ds)

2003年にレコーディングされたがCD化されなかった幻の作品。その後(2005年)、ファンサイトを通じて発売され、現在はi-Tunes Storeで配信中。

基本路線は変わっていないが、アッパー&ヘヴィーサイドのイジーが堪能できる本作。3分に満たないパンキッシュな曲は、ほぼワンフレーズをゴリ押しするシンプルなスタイル。ここへきてタズ・ベントリーの跳ねるドラミングの効果が表れている気がするし、それでこそイジーのバッキング・ギターが光るというものだろう。リックのレスポールJr.が弾ける「Just Don't Know」、名曲「Shuffle It All」を彷彿とさせる「Chop Away」がお薦め。個人的には、これ位ハードエッジのイジーがGOOD!
(「Bomb」のリフが、VELVET REVOLVERの「Do It For The Kids」に瓜二つなのは訳があるのかな?)

01. Bomb
02. Hammerhead
03. Snafu
04. Hell Song
05. Rollin On
06. Just Don't Know
07. Chop Away
08. Win You Lose
09. On the Run
10. Like a Dog(シークレット・トラック有)

2007.08.25 
オン・ダウン・ザ・ロードオン・ダウン・ザ・ロード
イジー・ストラドリン

ビクターエンタテインメント 2002-08-21
売り上げランキング : 33103

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98年「117 Degreed」、99年「Ride On」、01年「River」。そしてこの「On Down The Road」が02年と、立て続けにリリースされる彼のソロ作品。それでも決して精力的?とは思わせないイジーの軽いフットワークは、毎度お馴染み、心地よい"脱力系(?)R&R"を生み出す。イアン・マクレガンをキーボードに向かえ、カントリーフレーバーの「Coke'N」、メロウなバラード「Sweet Caress]など、多彩なバックボーンへのアプローチは見事であり、ガンズ脱退後、平穏な生活を取り戻したイジーの"らしさ"はここでも健在だ。

元々アコースティックな作品を予定していたらしいが、エレキ構成に変更。キース・リチャーズばりの「Way To Go」、ストーンズのカバー「Please Go Home」など活きの良さについ頬が緩む。全10曲、どれも4分に満たない曲ばかりで長さも丁度良い。もはや彼らに、楽曲の出来、完成度などを求めるより、「こういう風にしか出来ないんだな」と、変わらないことで安心するってのが健全な接し方なのだろう。

01. You Betcha
02. Gone Dead Train
03. Monkeys
04. On Down the Road
05. Sweet Caress
06. Coke’n
07. Got Some News
08. Way to Go
09. Please Go Home
10. Lot to Learn

2007.08.24 
117゜117゜
イジー・ストラドリン チャック・ベリー

ユニバーサルインターナショナル 1998-03-11
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まさに、今の季節にぴったり。あの悪ガキ五人組の一人が、浜辺で聴けそうな音楽をやるとはな・・(笑)。ジミー(アシュハースト)に貸した金は戻ってこず。改めてバンド運営に嫌気がさしたのか?バンド名義からソロ名義になり、前作にもましてオーソドックスなイジー節全開の一枚。

盟友リック・リチャーズだけ残ったが、相性の良さは必要不可欠な存在感を示し、ダフ・マッケイガンも参加したことで、更に拍車がかかったリラックスモード。ともすればイジーのやる気すら怪しいが、チャック・ベリーのカバーあり、サーフ・ソングあり、ロカビリーあり、インストありのバラエティー豊かな楽曲陣。本作から参加したタズ・ベントリーのリズムは、イジーの創作活動に大きな刺激をもたらしたと見て良いだろうし、一定の体温で保たれたその心地よい耳障りは流石という他ない。難は、盛り上がったり盛り下がったりする構成か。大体16曲もいらないだろ?しかしまあ、彼らの無垢なハートにケチ付けられるわけもなく、傑作であることに違いはない。

01. Ain't It a Bitch
02. Gotta Say
03. Memphis
04. Old Hat
05. Bleedin
06. Paradise
07. Good Enough
08. 117
09. Here Before You
10. Up Jumped the Devil
11. Grunt
12. Freight Train
13. Methanol
14. Surf Roach
15. Crackin´up (live)
16. Pressure Drop (live)

2007.08.23 
ミュージック・フォー・ハング・オーヴァーズミュージック・フォー・ハング・オーヴァーズ
チープ・トリック

ビクターエンタテインメント 1999-03-03
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98年、20周年記念ツアーと題し、シカゴでの4日間の公演を収めたライブ音源。本作は、選りすぐりの14曲が収録されている。(初日「at武道館(Ⅰ、Ⅱ)」、2日目「Cheap Trick」、3日目「In Color」、4日目「Heaven Tonight」を、曲順そのままに全曲演奏。なんという贅沢!)

「Hot Love」「Taxman, Mr. Thief」
「Mandocello」「The Ballad of T.V. Violence」
(リストだけでヨダレもの)

色褪せることなく、今を呼吸する名曲の数々。
衰え知らずのド迫力サウンド。
「Gonna Raise Hell」の鬼気迫るロビン。
この歳でレコードより歌える彼は、もはや化け物(?)

数少ないライブの名盤。是非。

01. Oh Claire
02. Surrender
03. Hot Love
04. I Can't Take It
05. I Want You To Want Me
06. Taxman, Mr. Thief
07. Mandocello
08. Oh Caroline
09. How Are You?
10. If You Want My Love
11. Dream Police
12. So Good To See You
13. The Ballad of T.V. Violence
14. Gonna Raise Hell

2007.08.20 
チープ・トリックチープ・トリック
チープ・トリック

ビクターエンタテインメント 2004-09-22
売り上げランキング : 351489
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97年、デビュー20周年という節目を向かえ、新たなレーベル、モノクロジャケット、タイトルにバンド名を冠するなど、初心に帰った意欲作。もはや彼らは彼らでしかないが、改めてビートルズの影響下にあったことを明確に示すような「Say Goodbye」(名曲だね)など、秀逸なメロディは他の追随を許さぬ境地にある。

前作同様の直球勝負でありながら、全く別の表情を見せる彼ら。己の衝動や音楽そのものに対する真摯な姿勢は、常に豊かな音楽を作り上げてきた。本作では新たな試みとし、グランジ/オルタナへのアプローチに挑戦。多くのフォロアーが産声を上げ、カート・コバーンをはじめとする若く才能豊かなミュージシャンから聞かれた手厚いリスペクトは、多くの勇気をもらったに違いない。初期を彷彿とさせるシンプル&ストレートなサウンドは、近年にない素晴らしい音色を奏で、暴れる感性を抑えた心地よい上質感を生み、年齢を重ねたベテランとしての余裕、未だ現役としての維持が垣間見え、「まだまだ若いもんには負けられん」と言っている様でもある。そんな4人のエネルギーは、静かな熱を帯び、シリアスな一面を覗かせているのが印象的である。尚、ボーナストラックは、プロデュースにスティーブ・アルビニを向かえ、アグレッシブなグランジサウンドを拝むことが出来る。是非日本盤をお薦めしたい。

01. Anytime
02. Hard to Tell
03. Carnival Game
04. Shelter
05. You Let a Lotta People Down
06. Baby No More
07. Yeah Yeah
08. Say Goodbye
09. Wrong All Along
10. Eight Miles Low
11. It All Come Back to You

2007.08.19 
蒼い衝動蒼い衝動
チープ・トリック

ワーナーミュージック・ジャパン 1994-04-10
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94年、通算12枚目。商業的な作りと言われた前二作(「Lap of Laxury」、「Busted」)により、溜まっていた鬱憤を晴らした感のある、快心のロックン・ロール・アルバム。
心機一転、レコード会社を移籍。原点回帰を思わせる、煮えたぎるスピリット、全盛期以上にハードドライブなサウンドは、直球ド真ん中勝負を挑んでおり、その痛快さ、その潔さといったらない。もはや初期のエキセントリックな彼らは居ないが、これが現在も続いている彼らのスタイルであり、良いサウンドと良い楽曲あってこその彼らと言うべきだろう。
ここ2作の一番の"被害者"リック。エッジの効いたギターが炸裂する「Woke Up With A Monster」、「Ride A Pony」は、これぞ変態ギタリストの異名に相応しく、見事な弾けっぷりである。このリックの爆音に刺激されるようにロビンは吼えまくり、トムとベンはひたすらビートを刻む。揺るぎ無い4人の姿は、どれも平均点以上という楽曲を生み出し、トム復帰以降では一番のバンドサウンドを作り上げている。

全体的に"ロックな"作品であり、嫌味にならないポップなナンバーが哀愁をもって輝きを放つ。彼らのどこに趣を置くか人其々だろうが、多くのファンに支持される作品であると言える筈だ。

01. My Gang
02. Woke up with a Monster
03. You're All I Wanna Do
04. Never Run out of Love
05. Didn't Know I Had It
06. Ride the Pony
07. Girlfriends
08. Let Her Go
09. Tell Me Everything
10. Cry Baby
11. Love Me for a Minute

2007.08.18 
永遠の愛の炎永遠の愛の炎
チープ・トリック

Sony Music Direct 2003-07-30
売り上げランキング : 49382

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87年、デビュー10年目にして通算10枚目。
この初期に戻ったジャケットワークを見れば一目瞭然。「All Shook Up」以来となる12弦ベース、トム・ピーターソンの復帰は、"二枚目コンビ"と、"三枚目コンビ"、このコントラストの復活でもあったわけである。トム不在が、所謂"低迷期"と重なる彼ら。これに便乗したレコード会社は、同じ時期、見事な復活を遂げたエアロスミスがそうであったように、外部ライターを取り入れ、新たな試み(ウケ狙い?)に打って出たのが本作である。

"元気・ハツラツ・チープ・トリック!"
そんな底抜けの明るさ。思わず赤面しそうな邦題。トムという背骨は戻ってきたが、どこかリックのギターにうねりがない。だが作品を否定しても、持ち前の親しみやすいキャラを否定するわけにはいかない(それが往年のファンのせめてもの勤めだ)。そんなキャラからくるポップなメロディだけは健在と言うべきであり、シングル「The Flame」は、ロッカバラードのスタンダードとして今も歌い継がれる名曲であり、自身初の全米NO.1を記録。2ndシングル、プレスリーをカバーした「Don't Be Cruel」もトップ5のヒット。「Ghost Town」、「Never Had A Lot A Lose」など次々とチャートに送り込むなど、第2期黄金時代到来を予感させ、(このバンドの真価がどこにあろうと)彼らが日の目を見たことで全ては報われた、との思いが強い作品であった。

01. Let Go
02. No Mercy
03. The Flame
04. Space
05. Never Had a Lot to Lose
06. Don't Be Cruel : E. Presley cover
07. Wrong Side of Love
08. All We Need Is a Dream
09. Ghost Town
10. All Wound Up

2007.08.17 
RZ.gifRobin Zander
Robin Zander

Interscope 1993-07-06
売り上げランキング : 589102

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ご存知、チープ・トリックの顔、ロビン・ザンダーソロ作品。
ソロ名義ということで、純粋にヴォーカリストとしてのロビンが堪能でき、正統派アメリカン・ロックをベースに、彼の染み渡る歌声、確かな歌唱力に裏づけられた大人のロックが、所狭しと並べられている。「Everlasting Love」など壮大なバラードは最も得意としているところであり、F1テーマソングでお馴染みの「In This Country」など、"あのロビン"(王子様系?)が好きな方にはお薦めしたい。(異色は、あのニルソンで有名なハリー・ニルソンのカバー「Jump Into The Fire」。フリー、PIL、バズコックス、ディープ・パープル、イエスをサンプリングしている。)

彼の長きに渡る功績を称えんばかりに、アメリカン・ロックの実力者が一同に会した本作。どういった経緯かはわからないが、気の合う仲間が集まり楽しんでいる雰囲気は出ている。ゲストのカラーが色濃く出ていているものの、何れも"ロビンの曲"になってしまうのは流石だろう。解散説も浮上したが、いい骨休め、いい充電期間であっただろうし、我が家(チープ・トリック)に戻り、思う存分ロックできる!というものであったと思う。

「Jump Into The Fire」:ハリー・ニルソン(cover)
「I Believe In You」:ニール・ヤング(cover)
「Show Me Heaven」:マリア・マッキー(cover & duet with)
「Secret」:スティービー・ニックス(duet with)
「Reactionary Girl」:ロブ・ローファー(song by)
「Emily」:デイヴ・スチュワート(song by)
「Secret」:リック・ニールセン(song by)
「I've Always Got You」、「Tell It To The World」
:マイク・キャンベル(song by)
「Time Will Let You Know」、「Emily」
:トム・ピーターソン(bass)

2007.08.15 
Lone JusticeLone Justice
Lone Justice

Geffen 1996-03-19
売り上げランキング : 45299

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如何にも玄人好み?マリア・マッキー率いるローン・ジャスティス、85年デビュー作。
しゃにむにテレキャスターをかき鳴らし、タンバリン片手に頭を振り乱す。そんなエネルギッシュな姿が印象的だった「Sweet Sweet Baby」。リトル・スティーブンスが参加しヒットしたストレートなロックナンバーで、小さな体から発せられるパンチの効いたハイトーンヴォイスが魅力的であった。
ボ・ディドリー風「East Of Eden」、トム・ぺティのペンによる「Ways To Be Wicked」など、バンドのエネルギーはブルースやR&Bといったルーツミュージックをベースとし、アメリカン・ロックの王道を直走る。そこに表情を変えながらも、カントリー色の強いアリアの歌声が相まって躍動感を生んでいる。しっとりと聴かせるT4、T10などは、そんな彼女の独壇場であり、年齢を感じさせない実力、加えて自身のペンによるT2、T7、T8、T9など、ソングライターとしての資質も見せつけ、ゲフィンが躍起になって売り込もうとしたのも頷ける話であった。

ただバンドである必要は感じられず、その後(案の上?)メンバーを入替え、2nd「Shelter」を発表。ルーツへの愛は感じられず、評価は別れるだろうが、程よいポップな作品となっている。普遍的な彼女の歌声だけが強みであるが、明らかな成長を遂げた力作であった。その後もボブ・ディランなど多くの人脈が彼女をバックアップし活動を続けている。

01. East of Eden
02. After the Flood
03. Ways to Be Wicked
04. Don't Toss Us Away
05. Working Late
06. Sweet, Sweet Baby (I'm Falling)
07. Pass It On
08. Wait 'Til We Get Home
9. Soap, Soup and Salvation
10. You Are the Light

2007.08.14 
Sliders 摩天楼摩天楼のダンス天国
ストリート・スライダーズ

エピックレコードジャパン 2003-12-17
売り上げランキング : 19050
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マストアイテム。86年、新宿都有3号地でのライブ映像。時期的にも名盤「天使たち」完成後ということもあって、ノリにノッタ彼らがここに居る。
演奏、構成、サウンド、ヴィジュアル、パフォーマンスから、ハリーのピックの持ち方まで。正に非の打ちどころがなく、きっと、如何に"完全無欠"であったかを目の当たりにできるに違いない。使用している機材、曲によってチェンジするハリー、蘭丸のギターの数々が拝めることが更に嬉しい点だ。
その佇まいは、王者の風格が漂い、刺々しくも取っ付き易い印象を受け、彼らを知りたければこの映像作品から入るのがベストだ(これで分からなければ、性に合わないのだ)。

オープニングの、「すれちがい」。彼らは、この"つかみ"が絶品である。いきなり踊らせようなんてしない。スローなナンバーをオープニングに持ってくることが多かったのも彼らの特徴である。2度目の武道館では、新曲(当時発売前であった「道」)がオープニングナンバーであったのだから、その辺の拘りは折り紙付きだ。

1stから5thまで満遍なく選曲されていて、どれもライブで真価を発揮している楽曲ばかりであるし、「Blow The Night」、「Baby I'm Really Down」など、ライブで演奏されることで成長し、レコードとは全く別の解釈が生まれる曲もある。若干ハリーのギターが重すぎると感じるが、それを帳消しにする蘭丸のギターサウンドが素晴らしく良い。ワウペダル、スライドギター、アドリブの効いたソロなど、蘭丸の見せ場も多く、絡み合うツインギター、唸るグルーブ、ライブならではの彼らの熱量に圧倒され、自然と身体が動き出すのだ。

演り手と聴き手の"崖っぷち"の緊張感。
これこそスライダースである。

01. すれちがい
02. のら犬にさえなれない
03. マスターベイション
04. Blow The Night!
05. Baby,I’m Really Down
06. TIME IS EVERYTHING TO ME
07. Back To Back
08. So Heavy
09. TOKYO JUNK
10. Party Is Over
11. SLIDER

2007.08.12 
Sliders The LiveTHE STREET SLIDES
THE LIVE!~HEAVEN AND HELL~



「どーも今晩は、ストリート・スライダースです」

スライダースと言えば、このMC。この無骨さが魅力である。
(後の、「イってますか~」はご愛嬌?)

87年、初の武道館ライブを音源化。ホーンセクションを取り入れるなどでかい箱を意識したサウンドの作りで厚みは増したが、4人は実にシンプルであり、どの曲もオーソドックスなアレンジである。あくまでも生身のスライダース、タイトルが示す、ライブへの強い想いが感じられる作品である。

(「Dancin' Doll」= Harry's Best Guitar Solo!)

01. TOKYO JUNK
02. カメレオン
03. あんたがいないよる
04. 天国列車
05. Dancin' Doll
06. Let's go down the street
07. Boys Jump The Midnight
08. Angel Duster
09. So Heavy
10. Blow The Night!

2007.08.11 
In UteroIn Utero
Nirvana

Geffen 1993-09-16
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「ティーンスピリット」の香りを漂わせていた少年は、
「私を犯してくれ」・・とまでになっていた。

第一印象は驚きだったと思う。この場合の驚きとは、「すげー」じゃなく「やったね」が近いか。この変化ならぬ反動は、カート本人だけでなくリスナーにもあったのではないだろうか。「Never Mind」は自身が糞としていた"メインストリーム"の音楽だったわけで、「売れちゃったぜ」と嘆くファン心理が彼らに届いたのかと思ったりもした。

あれから14年。いまでも作品も聴く機会が多いが、ここにある音はリアリティの塊、という他ない。ノイズだらけのギター、歌とは言えないほどの叫び、そして確かに残るメロディーがあるだけ。

音楽的に素晴らしいなんて慰めにもならないが、それ以上の説明は不要だろう。
彼は、サウンドですべてを示したのだから。

01. Serve the Servants
02. Scentless Apprentice
03. Heart Shaped Box
04. Rape Me
05. Frances Farmer Will Have Her Revenge on Seattle
06. Dumb
07. Very Ape
08. Milk It
09. Pennyroyal Tea
10. Radio Friendly Unit Shifter
11. Tourette's
12. All Apologies

2007.08.09 
Vs.Vs.
Pearl Jam

Sony Mid-Price 1993-10-19
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1993年、チャート1位を記録し、人気を不動のものとした2nd。
ズバリ!パール・ジャム式ロックン・ロールである。

「Go」、「Animal」と怒涛のロック・ナンバーで幕を明け、実にのびのびと歌うエディのシャウトが冴えまくる。エッジの効いたギター、リズムが良くなった印象を受け、キャッチーなメロディが際立つ楽曲が満載。1曲1曲の完成度が高い「TEN」と比べると、本作はパッケージとしての完成度の高さが特徴だろう。
強いメッセージはあるのだろうが、1stにあった重苦しい空気はここにはない。自らの足取りを固めるオリジナリティ、何かに立ち向かおうとする自信や誇りを感じさせ、攻撃的且つ躍動感溢れる傑作である。

01. Go
02. Animal
03. Daughter
04. Glorified G
05. Dissident
06. W.M.A.
07. Blood
08. Rearviewmirror
09. Rats
10. Elderly Woman Behind the Counter in a Small Town
11. Leash
12. Indifference

2007.08.06 
TenTen
Pearl Jam

Sony Mid-Price 1991-08-27
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1991年、1st。ロック・アイコン、カート・コバーンとの不仲は、"フェイク"とまでの言われようで、特にここ日本では、そのまま彼らへの評価に繋がった印象は拭えない。

「本当の父親ではない」。母親に告げられた日を回想し、自らの生い立ちを歌にした「Alive」。つまり「I'm Still Alive(それでも生きなきゃならない)」なのだが、その後の彼らを暗示したかのようなこの曲が、この時点でお目見えしているのは偶然ではないだろうし、決して"死ぬような人間"ではない、エディ・ヴェーダーならでは、と感じるのは私だけではないだろう。結果として生き延びた彼らは、グランジの枠に留まることなく、15年経った今尚新作を発表するなど、アメリカにとって重要なバンドに成長。このデビュー作には、既にそれを予言していたかのような堂に入った感があり、「Black」、「Jeremy」など、エンディングへ向かい高揚しながらサウンドの渦が巻き起こる構成の優れた楽曲を生み出し、勢い任せではない、うねりのあるハードサウンドを作り上げている。演奏力の高い本土アメリカに根付いたロックを奏でる本格派。即効性こそないが、深い浸透性をもつバンドである。

01. Once
02. Even Flow
03. Alive
04. Why Go
05. Black
06. Jeremy
07. Oceans
08. Porch
09. Garden
10. Deep
11. Release

2007.08.04 
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