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Fallen AngelsIn Loving Memory
Fallen Angels

Knox (vo,g,key)
Matt Kellett (g)
Marc Duncan (b)
Richard Wernham (ds)
Nasty Suicide,Andy McCoy (additional guitar)

86年、KNOX、ソロ・プロジェクト第2弾。前作同様、ナスティー・スーサイド、アンディ・マッコイが参加しているが、今回は前面バックアップではなく、本人達も"覚えていない"程度らしい。
渋めのヴォーカルと、リードギター(KNOX?)がかなりの味を出しており、装飾を剥いだアコースティック・サウンドを主としたスローナンバーを、しっかり聴かせる演奏面の充実ぶりは流石というべきか。合唱団のようなバックコーラスや鐘の音を使った「Hey Susie」は、クリスマス・ソングのような雰囲気だし、マカロニウエスタンで使われそうな「Stalk The Girls」などなど。KNOXのパーソナルが際立っているのか、単に趣味的なのか?どちらにせよ、多くに支持されるような作りではないが、ソロならではの独創的な世界は、分かる人にはたまらない魅力を放っている。際立つメロディーなんてないし、歌えそうにないけど、楽しめるってことなら請け合いだ。

01. Hey Susie
02. Falling Rain
03. Discipline
04. Chasing Dreams
05. Ah-Ha
06. Sailers On the Sea
07. Stalk the Girls
08. Dream Girl
09. Strung Out on You
10. Country Girl
11. Goodnight Darling
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2007.09.30 
Fallen Angels 2Fallen Angels
Fallen Angels

Knox- vocals,lead Guitar,keyboards
Nasty Suicide- rhythm guitar
Sam Yaffa- bass
Razzle- drums

84年、"堕ちた天使たち"、フォーリン・エンジェルスの1st。
パンク・バンド"The Vibrators"のフロントマン、"KNOX"によるソロ・プロジェクト。本作では、ヴォーカル、リード・ギター、キーボードを担当。サイドメンバーとして、Nasty Suicide(g)、Sam Yaffa(b)、Razzle(ds)が参加したことで日本でも注目を集めた。しかもクレジットされていないが、アンディ・マッコイとマイケル・モンローも参加しているようだ。80年代初頭のハノイの躍進というのは、ある意味奇跡でもあったわけだし、このような味わい深いセッションを生み出すのに一役買っているわけである。
基本路線はスリージーなロックン・ロール。「元々ロックン・ロールってのはこんなもんだろ?」といったスタンスが痛快で、深みなんてないけど、センスだけはピカ一という典型。良くも悪くも、己の持ち味ってものをよく分かっているということで、ヴァイブレーターズよりもR&R然とし、ハノイ・ロックスばりの哀愁も兼ね備えているのはバックによるところが大きく、「Falling」なんて「Taxi Driver」がこの世になければ、生まれてこないだろう?って曲。だが、KNOXのソングライターとしての資質は全編で感じることが出来るし、ルー・リードかミック・ジャガーか?みたいな歌声だってかっこいいのだ。尚、ジャケットはKNOX作。タイラもそうだが、絵心のあるロッカーって何かいい。

01. Inner Planet Love
02. Black & White World
03. Rain Rain Rain
04. Falling
05. Runaraound
06. Amphetamine Blue
07. Cuckoo Land
08. Kiss It Goodbye
09. Straight City
10. Vipers In The Dark

2007.09.29 
Jan StenforsVinegar Blood/Jan Stenfors

Jan Stenfors(vocals,guitars,percussion)
Frej Stenfors(drums,backing vocals,percussion)
Sami Yaffa(bass)
Annika Wiklund(backing vocals)
Jone Takamaki(saxophone)
Ben Granfelt(guitar)

1996年、ナスティー・スーサイド改め、本名であるヤン・ステンフォース名義でリリースされたソロ作品。チープ&ナスティー、デモリション23を経た後、改名。その明確な訳など知る由もないが、いつにも増して伸び伸びとしたヴォーカル、歪みを抑えたナチュラル・ギター、至ってシンプルな作りでありながら、その決意からくるであろう力強さを秘めており、ドラムに実弟のフレイ・ステンフォース、ベースにサミー・ヤッファ、SAXにサミーの実兄のヨネ・タカマキなど、気心知れた仲間を従えたことも大きく作用しているようだ。
チープ&ナスティー時代に書いた「Too Hard A Night」、「Cold Wind」など、レイドバックしたロックン・ロールだけでなく、実父がギターで参加した「Good Love」は、驚きのジャズ・ナンバーである。続編も期待しただけに、音楽界から姿を消してしまうとは・・何とももったいない話であった。

01. Past Is Gone
02. Vinegar Blood
03. Seven Days Cover: Bob Dylan
04. Mountain
05. Bullet Train
06. Reality
07. Good Love
08. Lonesome Town
09. To Love and To Hurt
10. Last Dance
11. Too Hard a Night
12. Cold Wind

2007.09.28 
Cheap and Nastycool Talk Injection
Cheap And Nasty

Nasty Suicide (lead vo,guitar)
Timo Caltio (guitar)
Alvin Gibbs (bass, vocals)
Les Riggs (drums)

1994年、前作同様のストレートなロックン・ロールでありながら、女性コーラスやブルースハープ、ピアノなどを巧みに扱うなど深みを増した2nd。前作から主だった活動が出来なかったということもあり、バンドとしての曲と、ナスティーの昔のバンド"Silent Scream"時代の曲が半々であるということだ(後半に向うに従い、失速していく印象を受けるのはその為か)。
オープニングは、疾走感溢れる「Devil Calling」。ナスティー最大の功績とは、この曲を作ったことでは?と言ったら失礼かも知れないが、それほどよく出来たR&Rチューンであり、"Kill City Dragons"や"Shooting Gallery"とは違った味わいが楽しめる。驚くのは、この目玉商品に匹敵する練り込まれた楽曲が並べられていることで、T1~T8までは文句のつけようがない。アッパーな曲もいいが、スローな「Silent Scream」、「Shadow Me」や、アコースティックなバラード「End Of Time」など、じっくり聴かせる曲こそ真骨頂であり、ヴォーカリストとしてだけでなく、ギタリスト、そしてコンポーザーとしての広がりは目を見張るものがある。必然と"ハノイの残党"という色は薄れ、ナスティーらしさが確立されていると言っていいか。全編に渡るマイナー調主体の楽曲は、意欲的ながら落ち着いた雰囲気を醸し出しており、いぶし銀・ナスティーならではの傑作である。

01. Devil Calling Cover: Kill City Dragons
02. Ain't Coming Together
03. Silent Scream
04. I Know This
05. Ambition
06. Bad Man's Dream
07. Drive
08. Dangerous Ways
09. Lucky Dice
10. $5 Emotion
11. One More Time
12. Shadow Me
13. Ecstacy
14. The Trap That Venus Laid
15. Healing Touch
16. End of Time

2007.09.27 
The Power and the Glory HoleThe Power and the Glory Hole
Faster Pussycat

Vocal,Guitar,Programing-Taime Downe
Bass-Danny Nordahl(ex.The Throbs,The Newlydead,Motochrist)
Guitar-Xristian Simon(ex.The Newlydead)
Drums-Chad Stewart(ex.Motochrist)

Faster Pussycat is Back!!

2006年、「Whipped」以来14年ぶりとなるオリジナル・アルバム。
一度はグレッグ・スティール、ブレント・マスカットも参加していたようだが、直前で抜けたこともあり、本作は、"The Newlydeads"の延長線上のインダストリアル系ロックを展開。正に、聴く者を猥雑な世界へと誘ってくれる。嘗ての馬鹿さ加減を期待するのはどうかと思うが、へヴィーなグルーブの合間から聴こえてくる"お茶目な"ヴォーカルは紛れもなくFPC。キャッチーなメロも、ロケンローなギターもあり、2nd「Wake Me~」同様、ヴォーカルを後ろに引っ込めたアンサンブルが効を奏しており、アレンジの妙はあるが、根底にあるのは間違いなくFPC流ロックン・ロールである。
キャラの立つテイミーだからこそ成り立つおぞましさ。とにかくカッコいいんだから許すしかない!ゲストにCCデビルや、彼らを慕うドレゲンの名も。「Sex Drugs & Rock-N-Roll」、タイトル曲は文句なしの名曲!是非!

01. Number 1 With A Bullet
02. Gotta Love It
03. Useless
04. Sex Drugs & Rock-N-Roll
05. Disintegrate
06. These Boots Were Made For Walking (Nancy Sinatra cover)
07. Hey You
08. Porn Star
09. The Power & The Glory Hole
10. Shut Up & Fuck (Betty Blowtorch cover)
11. Bye Bye Bianca (farewells to Bianca Butthole)

2007.09.26 
バッド・スニーカーズ・&ア・ピナ・コラーダバッド・スニーカーズ・&ア・ピナ・コラーダ
ハードコア・スーパースター マーティン・サンドビック シルバー・シルバー

ビクターエンタテインメント 2000-04-21
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2000年、スウェーデン産、ハードロックバンドのデビュー作。

"3分間のロックンロールに、あっと驚くようなヒネリはない。じっくり聴き込むタイプの音楽、考える為の音楽でもない。そのルックスからも、男が惚れる骨太ロック。共に歌いたいのなら、ワイルドハーツで事は足りる。しかし、楽曲よりもスタイルやアティチュード。それらに大きな価値を見出すバンドとしては、もってこいのバンドだ。"

これは、バックヤード・ベイビーズについて筆者がレビューしたものだが、全く同じことを彼らにも言いたい。同じ北欧の爆走系R&R。キャッチーで、パンキッシュで・・正直、違いが良く分からない為もある(オヤジ化の為)。
おそらく大きく変わることはない。本人達が認めている、80年代L.A.メタルに通じるサウンドに目新しさがあるわけではなく、ワイルド&タフネスはニッキー・シックスの売りだったわけで、おまけにハノイ・ロックスの「Don't You Ever~」までカバーするとは・・。
だが、同時にこれが"現代ロックン・ロール"のあるべき姿、との思いも強く抱かせてくれる。vo.ヨッケ(ニッケとヨッケかよ!)の憂いのある声は、「Liberation」のような、哀愁漂う優れた楽曲を生み出すことを可能としており、摩擦によって起こりうる彼らのロックに、センチメンタリズムというファクターを大きく覗かせてくれるのだ。

01. Hello, Goodbye
02. You Will Never Know
03. Liberation
04. Have You Been Around
05. Punk Rock Song
06. Beat You Down
07. Rock 'N' Roll Star
08. Someone Special
09. Slide Song
10. Hey Now!!
11. Strapped
12. Bubblecum Ride
13. So Deep Inside
14. Don't Ever Leave Me : Hanoi Rocks cover

2007.09.25 
Circus DiabloCircus Diablo
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vo.ビリー・モリソン(Camp Freddie)、g.ビリー・ダフィー(The Cult)、g.リッキー・ヴォリック(ex.The Almighty)、ブレット・スカリオンズ(ex.Fuel)というUK出身のバンド仲間が集まり、今ならこの手のバンドにはたまらない魅力のドラマー、マット・ソーラム(Velvet Revolver、本作のみ)が参加したハードロックバンドの2007年、デビュー作。
バンド名やジャケットのセンスの良さは、既に主だった活躍をしてきた面子ならでは。サウンドや曲調、ギターやリズム(当然か)からも、明らかなVelvet Revolver化現象を感じさせ、イメージ通りのグラマラスなハード・ロックン・ロールは、若干ヴォーカルが弱いことが効を奏しており、チープな香りと適度なやさぐれ感を醸し出しているのが良い。楽曲にモダンな装いがあり、一層VR風になってしまっているが、疾走するバンドサウンドにより上手く纏められ一本調子にはなっていないものの、"悪魔のサーカス"とは少々カッコ良過ぎか。悪く言えば、"華のないVR"。まあ、難しく考える音楽ではない。かっこよけりゃ・・無問題!(だよね?)

01. Loaded
02. So Fine
03. Restless
04. Shine
05. Mad Parade
06. Red Sun Rising
07. Commercial Break
08. Hello, Goodbye
09. Ants Invasion
10. Rollercoaster
11. Dignified

2007.09.24 
DRAGON HIGHDRAGON HIGH
THE EASY WALKERS

MOON SHAINE
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ようこそ、流賀良志彦劇場へ。
「Soul For Sale」を最後にメジャー契約が切れ、インディーズからの出直しを図った彼ら。この時点(97年)で一人抜け4人編成となるが、上記した通り、流賀の世界観だけで押し進められる本作は、ユニークとも、独創的とも、半分ジョークとも取れ、良くも悪くもB級の色合いが強い。
それまでにはないハードなロックン・ロールから、昭和の香り漂う歌謡曲のようなものまで、多種多彩な楽曲。中でも、当時の心情、バンド内の空気が伝わってくるような「Loveshine」はよく出来たバラードで、「時間は移ろいやすく 季節のように変える 心さえも」という言葉が印象的だ。後半の「ワルツ」~「楽しませてくれ」は、タイトルからして流賀ワールドが炸裂。彼の振り幅の大きさを感じさせてくれるが、ここだけで評価できるものでもなく、彼のキャリア全体を思えばこそ、味わい深くなるというものだ。しかしながら、メンバーには受け入れられなかったようで、本作後、オリジナルメンバーは流賀だけになる。彼のオリジナリティは、この後も進化を遂げることとなり、傑作とはいい難いが、押さえておきたい作品である。
余談:中山加奈子(g)が参加している(らしい)。

01. MOTHER CONCRETE
02. KISS ME PLEASE
03. Loveshine
04. MARMALADE JAM
05. PARADISE ALLEY
06. ワルツ
07. 危険な関係
08. シャム猫・ジュ・テーム
09. 楽しませてくれ

2007.09.23 
CockCock-a-doodle-doo
The Easy Walkers

(vo)Yoshihiko Ryuga,(g)Ichizou Ikeda
(g)Hideki Yamanaka,(b)Noburou Okinawa
(ds)Kazuya Higuchi,(key)Mikio Ito


1992年、メジャーデビュー前のミニアルバム。
その後、何故音源にされなかったのだろう?初期の代表作で、彼らの旨みを凝縮した「Sugar Chile'」、もろにストーンズの影響が出た「Do On The Loose」など名曲が目白押し。チープで荒削りであることは当然として、Ryuの世界観はまだまだ言葉足りず。豊富なアイデアはあるものの、曲が"無駄に長い"という難点はある。だが、グルービーなバンドサウンドが生み出す"横ノリR&R"という方向性は定まっており、その非凡な楽曲センス、既に独特のオーラを放っているあたりはライブバンドとして名を馳せていた彼らならでは。機会があれば是非!

01. Spoon & Needles
02. スネーキー・ミュージック
03. Do On The Loose
04. Cherry-Curley
05. Sugar Chile'
06. 奈落の底
07. Bamble Bee
08. Mind Key Up

produce by THE EASY WALKERS

2007.09.22 
Cuts Like a KnifeCuts Like a Knife
Bryan Adams

A & M 1992-10-01
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何気に、ギター片手のモノクロジャケットが良い、1983年、3枚目。本作はメジャー級サウンドで一気にスターダムを駆け上った出世作で、一般的にはこの後の「Reckless」が有名。
穢れのない田舎少年の青春の一ページのような歌詞はどうでもいいとして、男臭さ全開のハスキー・ヴォイス、レスポールの骨のあるギターサウンドを核とした、まるで捻りのないアメリカン・ロックは好感度抜群。同時期のブルース・スプリングスティーンより分かり易く、リック・スプリングフィールドより硬派で、ジョン・クーガーよりキャッチー。そして、暑苦しい歌声で熱唱するパワーバラードを得意としており、本作の「Straight From The Heart」、次作の「Heaven」などが大ヒット。どこがいいのか当時も今も理解できず、スティング、ロッド・スチュワートとのデュエット「All For Love」には、かなり退いた思い出がある。ブルージーなギター「Take Me Back」、爆音ギター「Don't Leave Me Lonely」など、ダイナミックなロック・ナンバーこそ彼だ。

01. Only One
02. Take Me Back
03. This Time
04. Straight from the Heart
05. Cuts Like a Knife
06. I'm Ready
07. What's It Gonna Be
08. Don't Leave Me Lonely
09. Let Him Know
10. Best Was Yet to Come

2007.09.21 
ScarecrowScarecrow
John Mellencamp

Mercury/Island 2005-05-24
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1985年、通算7枚目。ジョン・クーガー・メレンキャンプ。インディアナ州の"田舎町"出身。名前が二転三転しているが、本作の"クーガー"は"アメリカのライオン"の意味を持つ芸名(現在は、本名のジョン・メレンキャンプ)。幼少から聴いて育ったカントリーや黒人音楽を基盤としたアーシーなサウンドを武器に、長い下積みの後、「American Fool」でブレイクを果たす。音楽へ向うスタンス、その反骨精神からも、ブルース・スプリングスティーンと同じ匂いを漂わせ、ボス同様、真のヒーロー像を勝ち得たロックン・ローラーである。

アコースティックとエレキギターの乾いた音色、気心知れた仲間と織り成す軽快なバンドサウンド。彼の大らかな人間像を感じさせる、程よいポップがブレンドされている本作は、ロック本来の姿を問いかけているようでもある。現代アメリカを題材としたメッセージ性のある歌詞は、なにも苦悩に満ち溢れたものではなく、痛みからくるセンチメンタルな味わいを兼ね備えているのも大きな特徴で、歌詞には、ローリング・ストーンズ、ジョニー・ロットン、ザ・フー、ジェームス・ブラウン・・などなど。彼のロックに対する憧れ、使命感が生んだ傑作だ。

01. Rain on the Scarecrow
02. Grandma's Theme
03. Small Town
04. Minutes to Memories
05. Lonely Ol' Night
06. Face of the Nation
07. Justice and Independence '85
08. Between a Laugh and a Tear
09. Rumbleseat
10. You've Got to Stand for Somethin'
11. R.O.C.K. in the U.S.A. (A Salute to '60s Rock)
12. Kind of Fella I Am

2007.09.20 
Shock/Denial/Anger/AcceptanceShock/Denial/Anger/Acceptance
Rick Springfield

Gomer 2004-02-24
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2004年、通算12枚目のオリジナル作。長々"リック・スプリングフィールド特集"をやってきたのは、他でもない。この"現代的なプロダクションを施したリック・スプリングフィールド"をレビューしたい為であり、聴き終えて見えてくるのは「Rock Of Life」だったりするのが、ただただ嬉しい。無論、"繋がっている"という意味だが、これは紛れもなく、54歳となったベテラン・ロッカーの今なのだ(3年もほっといたのはご愛嬌)。

その濃い内容は、もはや"ハード"なんて言葉では物足りず、"へヴィー"で"ラウド"なサウンドで、これでもかって位にロックしている。あえて例えるなら"チープ・トリック"。つまり、押し寄せるサウンドの波に"感動"も出来るってこと。つくづく、その希少性、彼の音楽の持つ力に感謝せざるを得ないし、そのかっこよさといったらない。個人的なBest Truckとして、「I Don't Want Anything From You」を挙げたい。サビ前のストリングなんて、もう泣けて泣けて…。こんな小技で唸らせるなんてそうはない。彼は、"ロックする"だけでなく、"ロックを聴かせる"ってことにも長けた人なのだ。

百聞は一見にしかず。
"リック・スプリングフィールド"
この名にピンとくる方。いますぐAmazon.comへ!

01. Perfect
02. I'll Make You Happy
03. Will I
04. God Gave You
05. I Don't Want Anything From You
06. Jesus Saves
07. Beautiful You
08. Wasted
09. Shoot Your Guru
10. Alien Virus
11. Angels Of The Disappeared
12. Eden
13. Invisible Girl
14. My Depression
15. Psychopathic Mother
16. Wake Up Screaming
17. Open My Eyes


2007.09.19 
Rock Of Life.jpgRock of Life
Rick Springfield

RCA 1988-03-01
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1986年、通算10作目。まず気になるのがリックの声か。以前から使い分けてはいたが、絞り出すような発声でハスキーな歌声を全編に渡り披露。今までのワイルドでセクシーな歌声からすると、確かに違和感は残るものであったか。ただ、オープニングで"ロックの命"と発する彼のロック観は、言わばキャリアの集大成のような意味合いを持ちつつ、シンプルにギターをかき鳴らそうという原点回帰の意図は見えるものである。プロデュサーに「Working Class Dog」を手がけたキース・オルセンを起用したことや、ナチュラルに歪んだギターがそれを如実に表しており、彼の深いところに浸透しているイノセンス&ピュアネスは、本作も変わりはない。

前作をオーバープロデュースとする評価による為か、極力デジタル処理を排除した、シンプル且つエネルギッシュなアメリカン・ロックに勤めているのが印象的である。女性コーラスやホーンセクションといった欠かせないアイテムは、柔らかな風合いを助長しており、すんなりと耳に入ってくる分かり易さを持ったメロディも本作の特徴であろう。
「ヒットシングルがなく地味な印象は否めない」。そんな陰口も聴こえてきそうだが、当時の、チャートがバロメーターであり、セールスに恵まれないと評価は望めない彼の立場を差し引いても、スタンダード性を兼ね備えた、粒揃いの佳曲が揃った傑作であると思う。

01. Rock Of Life
02. Honeymoon In Beirut
03. World Start Turning
04. One Reason(To Believe)
05. Soul To Soul
06. Tear It All Down
07. Woman
08. Dream In Color
09. Hold On Your Dream
10. (If You Think You're)Groovy :Small Faces Cover

2007.09.18 
TaoTao
Rick Springfield

RCA 1990-10-25
売り上げランキング : 220977

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1985年作。オーストラリア人であることの誇りを掲げた「Living In OZ」。本格的なロック・アーティストとしての彼を世間に知らしめたわけだが、本作では、中国の思想(道教)をコンセプトとするなど、精神性の高さから、更なる深みを増しているのが見て取れる。それと同時に、デジタル化されたサウンドは、コンピューター機材をフルに駆使し、クリエイターとしての力量を存分に発揮。ビート重視のダンサンブルなサウンドを作り上げることに成功していると言えよう。
80年代的と言える複雑化するリズムに、ハードギターをはじめとする各パートが乱雑にならず、じっくりと聴かせる辺りは、彼のなせる技であり、力強くもしなやかなバンドサウンドである。これらを自らがプロデュースし、確固たる世界を作り上げているわけで、そのマルチな才能を疑う余地はない。ベースにあるメロディーは匠の域。楽曲のテンションも非常に高く、名演にして名曲揃いである。
特に頭からの三曲は抜群の完成度を誇る。ダンサンブルなハードロック「Dance This World Away」、リズムギターが秀逸な「Celebrate Youth」。そして、カバー曲にリックとティムが手を加えた「State Of The Heart」は、リック史上、一二を争う名バラードに仕上がっている。
そして、ラストはピアノの弾き語りで披露した「My Father's Chair」。彼の父親との思い出を綴った、これまた名バラードである。ここにきて涙を誘わせるなど、とってつけたような選曲はどうだろうかと思うが・・いい曲なんだよな(笑)。
未だアイドル的な扱いであった為か、大きなセールスに結びつかなかったのは残念であったが、最高傑作との呼び声は高い。名盤!是非!

01. Dance This World Away
02. Celebrate Youth
03. State of the Heart
04. Written in Rock
05. Power of Love (The Tao of Love)
06. Walking on the Edge
07. Walk Like a Man
08. Tao of Heaven
09. Stranger in the House
10. My Father's Chair

2007.09.17 
Hard To Hold (1984 Film)Hard To Hold (1984 Film)
Rick Springfield

Razor & Tie 1994-09-25
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1984年、自身が主演した同名映画のサントラ盤。
"ロック・スター(リック)が、普通の女性と恋に落ちる"というありがちなストーリーで、はっきりいってどうでもいい映画。だからアイドルと言われるんだと突っ込みたくなるが、当時二度も見てしまったのは不覚であった。

音楽的には、映画のストーリーをモチーフとしている為、キャッチーなポップ/ロックを意識している。キラー・チューン「Love Somebody」の一度聴けば耳に残るメロディは流石だし、アダルトなパワーバラード「Don't Walk Away」、ランディ・クロフォードとのデュエット「Taxi Dancing」、日本では早見優がカバーし失笑を買った「Stand Up」などなど、バラエティーに富んでいるというわけではなく、あくまでも映画音楽として位置づける方が正解だ。後を思えば、唯一ダンサンブルな「Bop 'Til You Drop」に未来が見えるか。これも"らしさ"なのだろうが、彼の本意はここにはない。

01. Love Somebody
02. Don't Walk Away
03. Bop 'Til You Drop
04. Taxi Dancing (duet with Randy Crawford)
05. S.F.O. (Instrumental)
06. Stand Up
07. When the Lights Go Down (Graham Parker)
08. Great Lost Art of Conversation
09. Heart of a Woman (Nona Hendryx)
10. I Go Swimming (Peter Gabriel)

2007.09.16 
Living in OzLiving in Oz
Rick Springfield

RCA 1990-10-25
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1983年、RCA三作目。
曰わく、生温いポップでアイドル視されたのだとしたら、「ハードにアーティストを気取ろうぜ!」となったのかはさておき、それまでにないシリアスモードの本作を生んだのは実力以外の何ものでもない。シンセなどのデジタル・サウンドと、盟友・ティム・ピアース(有名スタジオ・ミュージシャン)の、HMファンもを唸らせた重いディストーション・ギターを抜きに語ることは出来ず、二つが上手く重なり合ったサウンドは、正しく"ハードポップ"と呼ぶに相応しい。
無論、音の厚みだけでなく、ヒットした「Human Touch」、「Affair Of The Heart」、「Souls」をはじめとし、我々日本人が好む泣きのメロディを多く含む楽曲は、もはや前二作の"ひらめき"だけではない、クオリティの高さが窺い知れるものだ。
その後も多用することとなる、ストリングを使った名曲「Like Father, Like Son」。歌とストリングという最小構成のこの曲を聴けば、彼の資質は自ずと見えてくる。デジタル化されつつも、良質なPopと骨のあるRockがバランスよく成り立つ本作こそ、彼の礎となったと言え、作品と本人のロック観が見事にマッチした傑作である。捨て曲なし!!必聴!!

01. Human Touch
02. Alyson
03. Affair of the Heart
04. Living in OZ
05. Me & Johnny
06. Motel Eyes
07. Tiger by the Tail
08. Souls
09. I Can't Stop Hurting You
10. Like Father, Like Son

2007.09.15 
Success Hasn't Spoiled Me YetSuccess Hasn't Spoiled Me Yet
Rick Springfield

RCA 1995-05-23
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1982年、RCA第二弾。例えるならチープ・トリックの「In Color」か。前作のようなハードギターは「Calling All Girls」、「Kristina」など数曲に見られるが、気を良くしたレーベルからの圧力があったと思われ、比較的大人しいアレンジを施しているのが特徴である。
よりポップと言えそうだが、良質なメロディーが浮き彫りになっており、甘ったるい作風事態悪いものではない。歌詞が幼稚だろうが、ルックス先行だろうが、そんな酷評を彼に突きつけたのは"耳の肥えた大人"であったわけで、メロディ・メイカーとしての肩書きに相応しい、"耳に残るメロディ"こそ、リスナーが求めていたものであったと言えよう。
名曲「Don't Talk To Strangers」。サビ前が秀逸な「Just One Kiss」など、その魅力を余すことなく堪能できる楽曲が多く、キャリア全体の流れを思えば欠かすことのできない作品である。

01. Calling All Girls
02. I Get Excited
03. What Kind of Fool Am I?
04. Kristina
05. Tonight
06. Black Is Black
07. Don't Talk to Strangers
08. How Do You Talk to Girls
09. Still Crazy for You
10. American Girls
11. Just One Kiss
12. April 24, 1981

2007.09.14 
Working Class DogWorking Class Dog
Rick Springfield

RCA 1990-10-25
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懐かしのリック・スプリングフィールド。1949年、オーストラリア生まれ。同国でのプロ活動を経て渡米。アルバム5枚をリリースするが芽が出ず、音楽活動のかたわら、ルックスを活かし俳優の道へ。これが転機となり、昼のTVドラマ「ジェネラルホスピタル」で爆発的な人気を得る。そして、大手レーベルRCAと契約し、その後のキャリアを決定づけた本作を1981年リリース。「Jessie's Girl」の全米NO.1ヒット、同年グラミー賞最優秀ロック・ヴォーカルを獲得するなど、"黄金の80年代"を迎えることとなる。

"甘いマスクのシンガー・ソングライター兼俳優"であるが(まるで福山雅治?)、プロデュースや全ての楽器をこなすマルチな才能をも持ち合わせた純粋なロッカーである。それと同時に、80年代という時代が求めたスターであったと言え、(ただでさえ顔が良いのに)歌詞、サウンド面におけるお手軽さもあり、"ルックス先行"という不本意な評価を受けた。だが、下積み時代も名盤と呼ぶに相応しい「Wait For Night」など、音楽的には非凡な才能を見せ付けてきたことを忘れてはならない。彼は元々ギタリストであったこともあり、本作はその大好きなギターを前面に打ち出すことで、その才能を開花させたと言えるか。サミー・ヘイガー作のT5、正に"Red Hotなロックン・ロール"T9。今でこそハードポップなどと言われるが、この時点ではストレートなアメリカン・ロックと言ったほうが近いか。ここにたどり着くまでの心情をストレートに表した彼の、イノセンス&ピュアネスを感じられればそれで良い作品である。

01. Love Is Alright Tonite
02. Jessie's Girl Springfield
03. Hole In My Heart
04. Carry Me Away
05. I've Done Everything For You
06. The Light Of Love
07. Everybody's Girl
08. Daddy's Pearl
09. Red Hot & Blue Love
10. Inside Silvia

2007.09.13 
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