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NEW YORK DOLLS I'm a Lonesome Boy・・
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New York Dolls

Mercury 1990-10-25
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73年、衝撃のデビュー作。僭越ながら、筆者の抱くR&Rが持つイメージ。それを形にするとすれば、ストーンズ、もしくは彼等という事になる。N.Y.という、混沌とした街に相応しく、悪の吹き溜まりのようなイメージ、スキャンダラスな側面、グラマラスファッション、"SEX DRUG R&R"を地でいく、デヴィッド・ヨハンセンと、ジョニー・サンダースのパッケージ。そのどれもが、危うい魅力を放っていた。だがその反面、チープないかがわしさを感じさせたのも事実か。今や、ハレンチ極まりない女装集団、ストーンズのパロディ等と、鼻で笑う者は居ないだろうが、興奮か失笑か?紙一重であったのは頷ける話だ。実際の彼等は、ストーンズに対する、アメリカからの回答であった。事実、R&Bを始めとする、黒人音楽へのリスペクトを忘れていない。その荒々しいスタイルからも、パンクのイメージが付きまとうが、彼等独特のルーズなノリが、極めて濃厚なグルーブを生み出していた純粋なR&Rバンドである。

その後の歴史が証明しているが、その退廃的な匂いに飛びついたのが、ピストルズを始めとするパンクロックや、後のL.A.を拠点としたBad Boys Rockであったのは、実に興味深い。それは、ピストルズ「Never Mind The Bollocks」、ガンズ「Appetite For Destruction」等、受け継がれた極上のR&Rを聴いても良く分るし、皆彼等同様、感情を剥き出しにした若者の為の音楽である。己と世間との、摩擦や弊害により起こりうる音楽、それがR&Rである。彼等はそんなR&Rを、生きていく為自ら奏でたに過ぎない。だが彼等抜きで、R&Rは語れないだろう。ニューヨーク・ドールズとは、常に求められてきた、R&Rそのものであったのだから。

01. Personality Crisis
02. Looking for a Kiss
03. Vietnamese Baby
04. Lonely Planet Boy
05. Frankenstein
06. Trash
07. Bad Girl
08. Subway Train
09. Pills
10. Private World
11. Jet Boy

2007.03.26 


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