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Faster Pussycat

Wounded Bird 2005-04-19
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92年作品。当時は、一体何がやりたいのだろう?と首をかしげたものだ。どこかやり過ぎ感は否めなかったが、時代的には、グランジというムーブメントに、真向勝負する形となったのは不運だったかも知れない。しかし、この作品こそ彼等だろう。何でもありと言えば言葉が悪いが、彼等の喜怒哀楽が十分に詰まっている。実際前評判は良く、あのミュージックライフの表紙を飾ったのもこの頃である。後にも先にも、彼等が日本の音楽雑誌の表紙を飾ったのは、これ一度きりであったが、この手の中堅バンドが表紙になるのは、そうはない事だ。事実その号は、編集者の"期待を込めての器用"と書かれていた。いよいよワールドワイドな成功が待っている!そんな想いで作品を購入した。

骨太なサウンドを前面に押し出した前作と違い、元々持っているコミカルな側面も随所に見せている。キャラクターから来る、無防備と言うか、気まぐれと言うか、そんな気質が"猫ちゃん"である。そんな彼等の気質を理解できれば、前2作の良いところだけを纏めた感のある、バラエティーに飛んだ作品と言えるだろう。これらは1stの、「Babylon」が持っていた"多様性"である。特に意識し拘った結果でなく、何気なしに作られたこの楽曲が、一番彼等を表していたという事だろう。ならば好きなようにやろう、という当時の心情が、完成度の高さに表れている。良い意味で大人になった彼等の、実に堂々とした、噛めば噛むほど味の出る作品である。

オープニングの「Nonstop Nowhere」は、7分の超大作。問答無用のロックンロール「Jack The Bastard」。ユーモアセンスたっぷりの「Loose Booty」は、「Babylon」を彷彿とさせたが、「House Of Pain」でみせた、秀逸なメロディを受け継ぐはずだった「Friends」は、唯一の失敗と言えそうだ。スケールアップは勿論、元々あったファンキーなノリも随所に見られ、難しく考がえず、楽しませるという意味では、彼等は1stから、何も変わらなかったバンドである。

同世代の、ガンズとの比較は酷であっただろう。彼等には、他を圧倒するだけの破壊力はなかったが、ロックン・ロールが持つイメージに忠実であったことで、それを体現したメンバーの個性に、安心感があったと感じる。テイミーはその後、ガンズのトリビュート・アルバムに参加し、「It's So Easy」を取り上げていた。ニッキー・シックスが中心となり結成された、"Brides Of Destruction"も、当初テイミーのヴォーカルとの案があったそうだ。ブレントはトレイシー・ガンズのアナを埋め、LAガンズに在籍。地道ながら活動しているようで、最近ツアーを再開とのことだ。情報が定かではないが、新生ファスターであるなら期待したい(情報求む)。

01. Nonstop to Nowhere
02. Body Thief
03. Jack the Bastard
04. Big Dictionary
05. Madam Ruby's Love Boutique
06. Only Way Out
07. Maid in Wonderland
08. Friends
09. Cat Bash
10. Loose Booty
11. Mr. Lovedog
12. Out With a Bang
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2007.05.07 


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