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AEROSMITH/PUMP I'm a Lonesome Boy・・
B00005QEO1Pump
Aerosmith

Universal Japan 2001-11-20
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「Rocks」で見事なまでに自らのブルース・フィーリングを示した彼らだが、その後メンバーのドラッグ問題によってシーンから遠ざかって行く事となる。個人的に好きな「Night In The Ruts」などは、そのセンスは垣間見えるものの衰えていく感は否めない。当時おそらく死の淵まで行ったであろうスティーヴンとジョー。彼等が自らにケリを付け、シーンに舞い戻ってくるとは誰が想像したであろうか。

復活第一弾「Done With Mirror」 、第二弾「Permanent Vacation」。どちらもアルバム・タイトルが、当時の彼等の心情をよく表している。外部のライターを積極的に取り入れる事で、感覚を取り戻そうとした意図もあったのかも知れない。セールス的にも成功した彼等の、いわば第2期最高傑作がこの後生まれる事となる。それがこの「Pump」。

薬が抜けクリーンになったのは、身体だけではなかった。サウンドもクリアで、ひずみを抑えたジョーのギターは思う存分はじけている。曲間を短くする事で統一感を与え、全曲一気に聴く事が出来る。「Pump」というと何の曲?がはっきりしない。アルバムとしての完成度を重視し、一つのパッケージとして印象付けることに成功したのだろう。その点でも「Rocks」的なアルバムと言うことが出来ると思う。「Rocks」が「Back In The Saddle」であったように、一つの象徴としては「Janie's Got A Gun」であろうか。特にジョーのブルース・フィーリングたっぷりのギター・ソロは鳥肌ものである。

復活を象徴するものとして、やはりスティーヴンを挙げなければならない。彼は彼の声を取り戻した。ハスキーで伸びのある、エモーショナルな声を。過去のLive映像などを見て欲しい。そこにはいつも"歌えない"スティーヴンがいた。薬のせいもあるだろう。しかしながら彼の技量は、お世辞にも上手いとは言えなかった。それがどうであろう?「Janie's Gut A Gun」は以前のスティーヴンでは歌えなかった。彼等の復活劇は、スティーヴンのヴォーカリストとしての進化の過程にあるものだ。

ロックが好きで、ブルースを愛し、ただ演奏したいだけなんだ!と言ってるアルバムでもある。湧き出るメロディがある、押し寄せるグルーブがある。「Pump」は彼等の感覚、感情を見事に表した、彼等のロックン・ロールの集大成である。

しかしこのバンドにただ驚愕するのは、この最高傑作で終わらないということだ。それは先に述べたように「Pump」は、スティーヴンのヴォーカリストとしての"進化の過程"でしかなかったからであろう。「Get A Grip」のタイトル曲ではまた新しいスティーブンが聴ける。初のNO.1ヒットとなる「Miss A Thing」も同じだ。スティーブンが進化する限り、エアロスミスは終わらない。そう感じている。

01. Young lust
02. F.I.N.E.
03. Love in an elevator
04. Monkey on my back
05. Janie's got a gun
06. Other side
07. My girl
08. Don't get mad get even
09. Voodoo medicine man
10. What it takes

2007.01.31 


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